スーパーボンバーマン3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 09:29 UTC 版)
ステージ・敵キャラ
※は『スーパーボンバーマン5』で再登場している敵キャラ。
○のついているザコキャラクターは本作のディレクターの藤原茂樹が手掛けた『ニュートピアII』に登場するザコキャラクターやボスキャラクターが元ネタとなっている。
ステージ1(モリモリスター)
マグネットボンバーが送り込まれた、密林のジャングルに覆われた緑の惑星。一面が湿地帯となっている。木が密生し、ボンバーマンや敵キャラクターなどを隠してしまう「ジャングル」が登場する。一部のステージにある吊り橋は爆弾が置けず、爆風も届かない。BGMは『ボンバーマン (PCエンジン)』ステージ1のアレンジ版。チップには緑ボンバーマンが描かれている。
- 人喰花プラントマン ○
- HP1。人型の花。特に何もしてこないがボンバーマンを追尾してくる。
- とかげ戦士リザードマン ○
- HP1。二足歩行のトカゲ。剣と鎧を装備しているが、特殊な能力は無い。
- 木霊トレント ○
- HP1。木(ソフトブロック)に化けており、直接近づくと正体を現す(ブロックの状態で爆風を当てても倒せる)。以降のシリーズ作品にも度々登場。
- グェール ○
- HP1。ジャンプして動き回っているカエル。ジャンプの際はブロックを跨ぐ。以降のシリーズ作品にも登場。
- バスタースライム ○
- HP1。動きが素早いスライム。
- ドラゴンフライ ※○
- HP1。ブロックを通過するハエ。
- コアメカウォーカー1
- HP1。コアメカを積んでエリア内を歩き回る。その性質上、必ず倒す必要がある。一度クリアしたエリアではすでに倒されている(他のエリアも同様)。
- バケロン(ステージボス)
- HP6。マグネットボンバーが搭乗する、狐を模したロボット。葉を投げつけ爆弾をスコアアイテムのリンゴに変化させる。ボンバーマンに当たると爆弾設置不能のウサギに、ルーイに当たるとスピードが極端に落ちて能力使用不能の亀にされる(いずれも一定時間で回復)。人魂に変身するとスピードが大幅に上昇し、周りを回っている狐火はダメージになる(爆弾は誘爆)。
ステージ2(アチアチスター)
ゴーレムボンバーが送り込まれた、炎が飛び交う灼熱の火山惑星。一部エリアでは火山が噴火して火の玉をランダムに落とす(当たるとダメージする上ソフトブロックも破壊、爆弾は誘爆、ただし火の玉でコワメカを破壊しても得点は入らない)他、トロッコが敷かれている箇所もあり、それでソフトブロックを壊したり敵を轢いたりできる。小さな火山(ハードブロック)を行き交う「プロミネンス」は触れてもミスにならない。BGMは『ボンバーマン (PCエンジン)』ステージ2のアレンジ版。チップには赤ボンバーマンが描かれている。
- 岩男ロックン ○
- HP1。岩(ソフトブロック)に化けているうえにその間は無敵。近づいたり、爆風を当てると動き出す。以降のシリーズ作にも度々登場する。
- 火炎車ボーボ
- HP1。ひたすら徘徊している火炎車。
- 火の精グレイン ※○
- HP1。隣に分身を生み出す火の玉。分身は爆弾に誘爆するほか、当たるとダメージになる。以降のシリーズ作にも度々登場する。
- 怪鳥ホークマン ○
- HP1。こうもり。飛んでいるが爆風は普通に当たる。ドラゴンフライと違いブロックを越えられない。
- 変身カメーストーン ○
- HP1。透明になる二足歩行のカメレオン。透明の間は倒すことが出来ない反面、触れてもミスにはならない。
- 岩石ガシーン
- HP1。爆弾を食べる岩。爆弾を複数並べると食べている間に倒せる。以降のシリーズ作にも度々登場する[注 1]。
- コアメカウォーカー2
- HP1。コアメカを積んでエリア内を歩き回る。その性質上、必ず倒す必要がある。
- ドッガーン(ステージボス)
- HP6。ゴーレムボンバーが搭乗する、火山を模したロボット。火山の噴火と同じ性質の火の玉を頭部から噴いたり(当たるとダメージ、爆弾は誘爆)、両腕を火柱にして振り回したり、口から火炎を吐いたり、ステージを揺らしてボンバーマンを行動不能にしたりする。公式ガイドブック[6]では名称が「ドッカーン」となっている。
ステージ3(ブクブクスター)
プリティーボンバーが送り込まれた、一面を海に囲まれた美しい星。トラップとして一対の渦潮の間に入ると回転している方向に高速移動させられる「海流」が登場する。放置すると厄介な敵が数種類いる。BGMは『ボンバーマン (PCエンジン)』ステージ3のアレンジ版。チップには青ボンバーマンが描かれている。
- シーバルーン ○
- HP1。墨を吐いて画面全体を暗くするタコ(フィールドが視認不可能になるようなことはない。一定時間で回復する)。よく地中に潜る(潜り方は2パターンある)為、その間は倒すことが出来ない反面、触れてもミスにはならない。『ボンバーマンワールド』や『ボンバーマンクエスト』にも登場する。
- クラゲダール ※○
- HP1。放電して攻撃してくるクラゲ。電気の範囲は小さいように見えるが実際は周囲1ブロック分届く。
- 貝獣ゴーガ
- HP1。巻き貝。地中に潜るがシーバルーンほどは潜らない。以降のシリーズ作品にも登場。
- イソギンチャック ○
- HP1。触手を伸ばして攻撃してくるイソギンチャク。以降のシリーズ作品にも登場。
- ビィローン ○
- HP1。アメーバ。普段の動きは遅いが、ときどき1ブロック分を飛び越える猛ダッシュをする。
- フィッシャーマン ○
- HP2。半魚人。ボンバーマンが進行方向にいると槍を投げてくる。以降のシリーズ作品にも登場する[注 1]。
- コアメカウォーカー3
- HP1。コアメカを積んでエリア内を歩き回る。その性質上、必ず倒す必要がある。
- ガメプク(ステージボス)
- HP6。プリティーボンバーが搭乗する、亀を模したロボット。水蒸気や水を発射する。水蒸気に触れると動きが鈍り、水に触れると画面真下まで流される(爆弾も)。頭と四肢を出していないときは無敵であり、回転しながら体当たりをする。
ステージ4(サラサラスター)
ブレインボンバーが送り込まれた、砂漠だらけの乾燥した星。ソフトブロックは棺桶の形をしている。一定方向にボンバーマンや爆弾を流す「流砂」や入るとエリア内の別の蟻地獄へとワープできる仕掛けがある他、ピラミッドの穴から飛び出す蛇「ニョロリン」に触れるとダメージを受ける。このニョロリンは爆風を当てても倒せない。BGMは『ボンバーマン'93』デューンスターのリメイク。チップには黒ボンバーマンが描かれている。
- 砂男サンディ ○
- HP1。地中に潜る手。爆弾を投げ返してくる。地中に潜っている間は接触してもミスはない。以降のシリーズ作品にも登場[注 1]。
- 火炎怪人ファラー ○
- HP1。口から火炎を吐く古代人風の敵。火炎は爆弾を誘爆させる上に噴射時間が長く、噴射しながら歩き続ける。以降のシリーズ作品にも登場。
- 毒茸怪人マタンゴ ※○
- HP1。四肢が生えたキノコ。ボンバーマンが進行方向にいると星型の胞子を飛ばして攻撃してくる。以降のシリーズ作品にも登場。
- 怪虫クローラ ○
- HP1。丸まって回転する芋虫。丸まっている間は無敵状態。以降のシリーズ作品にも登場。
- 風の精ハリケーン
- HP1。竜巻を作る丸っこい生物。近寄ると吸い込まれる。
- 大蜘蛛スパイダー ○
- HP1。糸を伸ばして攻撃してくる蜘蛛。ブロックも通過する。以降のシリーズ作品にも登場する[注 1]。
- コアメカウォーカー4
- HP2。コアメカを積んでエリア内を歩き回る。その性質上、必ず倒す必要がある。このエリアから耐久力と移動速度が上昇する。
- ポンチョーズ(トゲトゲ&チクチク)(ステージボス)
- HP6(2体とも)。ブレインボンバーが搭乗する、サボテンを模した2体の兄弟ロボット。細長い方がトゲトゲ(兄)で、丸い方がチクチク(弟)。片方が帽子を投げ飛ばし(ダメージを受けるほど飛ぶ範囲も広くなる)、もう片方はトゲを降らせる。2人同時に攻めてくることもある。片方が倒されると、生き残った方が2つの攻撃手段を有する。2体とも倒さないとクリアにならない。
ステージ5(ユキユキスター)
プラズマボンバーが送り込まれた、一年中雪が降りしきる極寒の星。前作のような地雷こそないが、1度通るとヒビが入り、2度歩くと穴が開いて通行不能となる「ひび割れ床」がある他、中に置かれた爆弾の火力が最大になり、爆風で天井が一瞬開く「かまくら」、支えているソフトブロックを破壊すると転がって敵を轢き倒すことができる「大雪玉」が登場する。BGMは『ボンバーマン'93』クリスタルスターのリメイク。チップには白ボンバーマンが描かれている。
- 原人ピグミン ※○
- HP1。緑色のフードを被っている敵。3マス分の鎖を飛ばしてくる。以降のシリーズ作品にも登場。
- 原人コロボックル ※○
- HP1。丸まってジャンプする雪男。丸まっている間は無敵。
- アイスタワー ○
- HPは分裂前1、分裂後1。ツララ。普段は止まっていてボンバーマンが縦横いずれかに並ぶと星型の冷気を放つ。地中に潜って移動することもあり、この間は爆風を当てられない反面、触れてもミスにはなることは無い。倒すと4体のアイスタワーJr.に分裂し、ゆっくり移動する。『ボンバーマンストーリー』にも登場。
- 獣人スノーマン ○
- HP2。徘徊するだけで何もしてこないが、まれに回転しながらジャンプして炎をかわす。『ボンバーマンストーリー』にも登場。
- トドラ
- HP1。トド。ボンバーマンが進行方向にいると目つきが変わり猛スピードで突進してくる。『ボンバーマンストーリー』にも登場。
- ペンゴ
- HP2。蝶ネクタイを着けたペンギン。爆弾が進行方向にあると自分の目の前にソフトブロックを作る。
- コアメカウォーカー5
- HP2。コアメカを積んでエリア内を歩き回る。その性質上、必ず倒す必要がある。
- フリーザービューナス(ステージボス)
- HP8。プラズマボンバーが搭乗する、美姫の姿をしたロボット。その美しい外観とは裏腹に攻撃は激しく、ホーミング竜巻、吹雪、人形を繰り出して攻撃する。
ステージ6(バグラーシップ)
悪の天才科学者「バグラー」が待ち受ける宇宙船。このステージが出現すると周囲の惑星はシップの砲台のターゲットにされ、ステージ1~5には戻れなくなる。ランダムにアンテナとアンテナの間に電流が走り、 侵入者を攻撃する「防御システム」や、ベルトコンベア、爆風が当たると発射される「ミサイル」、爆風で爆発する箱などのトラップやボンバーマンを確実に追い詰めてくる敵が登場し、終盤にふさわしいステージである。エレベーターで昇りながら、最上階にいるバグラーの下を目指す。BGMは『ボンバーマン(FC版)』でアイテムを入手した時に流れる音楽のアレンジ。
- 飛行メカ グルーン
- HP2。プロペラで飛行して無敵状態になりながらブロックを通過するロボット。地上に着地すると弾を撃つ(ソフトブロックに当たると破壊され、爆弾には誘爆する)。
- 高速メカ ダッシュ ※
- HP1。近づくとダッシュ体勢になり、以後はひたすら追いかけてくるロケット。
- 合体メカ マシンダー
- HP1。球状のロボット。合体している間は爆風を当てても分散するだけで、単体の時でないと倒せない。
- 歩行メカ ロボイド ※○
- HP2。ブロックを壊すロボット。ブロックに擬態している。
- 機動メカ ボーン
- HP3。炎を振り回すロボット。時々ジャンプして炎をかわす。
- 爆烈メカ メガドン
- HP1。爆弾。時々自ら爆発する。爆風を放つ際の火力は最大で、貫通性能もある。他の敵を巻き込むことはあるものの本体であるメガドン自体は死なない。メガドンの炎でソフトブロックを破壊する上コアメカを破壊しても敵を倒しても得点は入らない(ただし爆弾には誘爆する)。なお、倒された際にも爆風を放つ。以降のシリーズ作品にも度々登場[注 1]。
- プロフェッサーバグラー(中ボス)
- HP4。宇宙征服を企む悪の天才科学者であり、凶悪ボンバー5人衆の生みの親[5]。高速移動、バリア、メガドン(ダメージを受けた際に放つ)・ボヨヨンボムという2種類の爆弾を使いこなす。
- ガッタイダー(最終ボス)
- HP8。バグラーが搭乗する、凶悪ボンバー5人衆が合体したロボット。ロケットパンチ、3方向火炎放射、ハート型爆弾、ミサイル、レーザーなど多彩な攻撃を仕掛ける。表示される凶悪ボンバー5人衆のシンボルマークで攻撃を判別することができる[7]。
注釈
出典
- ^ 『スーパーファミコン パーフェクトカタログ』、ジーウォーク、2019年9月28日、 170頁、 ISBN 9784862979131。
- ^ 「新ボンバーマン全百科」(小学館、ISBN 4-09-281159-4)に掲載された藤原茂樹と水野祥司のインタビューによると、ユーザーの母親から前作の『スパボン2』に関して「今度のソフトは子供と一緒にできないんですか?」というハガキが来たことから、復活させたという。
- ^ 『スパボン』ではスペシャルサンクス、『スパボン2』ではスタッフロールに名前がなく、『ぱにボンW』では原画制作で参加している。
- ^ PCエンジン版を中心に手掛けており、これまでスーパーファミコン版にあまり大きく関わっていなかった藤原茂樹が本作のディレクターを務めているためと考えられる。
- ^ a b 本作の取扱説明書の21ページにある、バグラーの紹介文より。
- ^ a b 『スーパーボンバーマン3 ハドソン公式ガイドブック』小学館、1995年、ISBN 4-09-102509-9
- ^ ロケットパンチはマグネットボンバー、3方向火炎放射はゴーレムボンバー、ハート型爆弾はプリティーボンバー(ダメージを受けるほど火力が増す)、ミサイルはブレインボンバー、レーザーはプラズマボンバーのマークが表示される。
- ^ スタッフロール及び『ボンバーマンマニアックス』(発行:アスペクト)
- ^ スタッフロールのAKIHIRO AZUMAは誤植である。
- ^ ボンバーマンコレクション VOL.2 - ハドソンゲームナビ - ウェイバックマシン(2004年8月4日アーカイブ分)
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