スリー・ドッグ・ナイト スリー・ドッグ・ナイトの概要

スリー・ドッグ・ナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 17:59 UTC 版)

スリー・ドッグ・ナイト
Three Dog Night
左からチャック・ネグロン、コリー・ウェルズ、ダニー・ハットン(1969年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ポップ・ロックソフトロックルーツ・ロック、ファンク・ロック、ブルー・アイド・ソウル
活動期間 1967年 - 1976年1981年 -
レーベル ダンヒルMGMMCAエピックコロムビア
公式サイト www.threedognight.com
メンバー ダニー・ハットン(V.)
マイケル・オールサップ(G.)
ポール・キンネリー(B.)
パット・バウツ(D.)
デイヴィッド・モーガン(G.)
ハワード・ララヴェア(K.)
旧メンバー ジョー・シェルミー(B.)
チャック・ネグロン(V.)
アル・シナー(D.)
フロイド・スニード(D.)
ジャック・ライランド(B.)
スキップ・コンテ(K.)
ジェイムス・スミス(G.)
ジミー・グリーンスプーン(K.)
コーリー・ウェルズ(V.)

概要

ダニー・ハットン、チャック・ネグロン、コリー・ウェルズという3人のボーカルを擁した独特のサウンドを持つバンド。ビルボードのトップ40に21曲がチャート・インし、その内3曲が1位を獲得した。バンド名は「アボリジニが寒さの厳しい夜に3匹の犬と寝る」という風習にちなんでいる(公式サイトの記述より)[注釈 1]

略歴

1967年、ボーカルのダニー・ハットンが中心となってグループ結成を企図、コリー・ウェルズとチャック・ネグロンという2人のボーカリストと3人組のグループをまず組み、そこにジミー・グリーンスプーンを初め4人のバック・ミュージシャンをスカウトして7人編成のバンドを組み、1968年11月、ダンヒル・レコードからシングル「Nobody」でデビュー。翌1969年4月にリリースした3曲目のシングル「ワン」がBillboard Hot 100で5位まで上昇[1]、さらに1970年には「ママ・トールド・ミー」、1971年には「喜びの世界(ジョイ・トゥ・ザ・ワールド)」が1位になり[1]、スターダムにのし上がった。その後も「ブラック・アンド・ホワイト」「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」、「シャンバラ」、「ショウ・マスト・ゴー・オン」など1974年まで数々のヒット曲を送り出した。しかし1975年7月、チャック・ネグロンがコカイン不法所持の容疑で逮捕されており、告訴は後に取り下げられるが、これを機にバンド内の人間関係が悪化する[2]。そして1976年にダニー・ハットンが脱退し、バンドは一旦解散した。

1981年、ジョー・シェルミー(ベース)を除くデビュー時の6人を含む編成で再結成されるが、その後はメンバー・チェンジが相次ぐ。チャック・ネグロンは1985年にバンドを解雇され[3]、それ以後はダニー・ハットンとコニー・ウェルズの2人がリード・ボーカルを担当する編成で活動を続けていく。

2002年には、過去のヒット曲をロンドン交響楽団と共に再録音したアルバム『Three Dog Night with the London Symphony Orchestra』を発表している[4]

2015年3月11日、ジミー・グリーンスプーンが死去。67歳没。同年10月20日、コリー・ウェルズがニューヨーク州で死去。74歳没[5]

楽曲

彼らの曲はどれも基本的に外部の作曲家の手によるもので、そのほとんどが無名だったミュージシャンの曲をボーカルの3人がそれぞれ掘り出したものである(1人の選曲に他の2人が同意すればその選曲者をリードボーカル兼プロデューサーとしてレコーディングするというスタイルであった)。このような形で彼らが発掘したミュージシャンには後にソロ・アーティストとして成功を収めた者が多い。彼らのカバーがきっかけで日の目を見るようになった主な作家と楽曲は以下の通り。


注釈

  1. ^ ただし、オーストラリア英語慣用句としてはFive dogs nightが正しく、入植した白人があまりの寒さに毛布代わりに犬を抱いて寝たことに由来する語である。

出典



「スリー・ドッグ・ナイト」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スリー・ドッグ・ナイト」の関連用語

スリー・ドッグ・ナイトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スリー・ドッグ・ナイトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスリー・ドッグ・ナイト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS