ゴッド・オブ・ウォー ゴッド・オブ・ウォーの概要

ゴッド・オブ・ウォー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/30 03:22 UTC 版)

ゴッド・オブ・ウォー
God of War
ジャンル アクションアドベンチャー
ハック&スラッシュ
対応機種 PlayStation 2
PlayStation 3
開発元 SCEサンタモニカスタジオ
発売元 SCE
カプコン(PS2)
SCE(PS3)
ディレクター デイビッド・ジャッフェ
人数 1人
メディア DVD-ROM(PS2)
ダウンロード販売(PS3)
発売日 2005年3月22日
2005年11月17日(PS2)
2010年3月18日(PS3)
対象年齢 ESRB: Mature
CERO: D
USK: 18+
PEGI: 18+
OFLC: MA15+
デバイス デュアルショック2(PS2)
SIXAXIS/デュアルショック3(PS3)
売上本数 461万本[1]
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日本では2005年11月17日カプコンから発売され、その後、カプコレ・BestPrice!と二度にわたって廉価版が発売された。BestPrice! 版には購入特典として『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』の体験版が店頭配布された。

通常版の発売後、CEROレーティング制度が改定されたため通常版とカプコレ版以後ではレーティング内容が異なっている。通常版は18歳以上対象だが廉価版では17歳以上対象のD区分となった。

2010年3月18日にはPlayStation 3向けに、本作と『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』がセットになった『ゴッド・オブ・ウォーコレクション』が発売された。HDリマスターが施され、新たにトロフィー機能に対応している。

概要

プレイヤーは神の僕・クレイトスとなって様々な謎や怪物が潜む古代ギリシャの世界を冒険する。CS アタックと呼ばれる独自のシステムがあり、戦闘中に画面に表示されるアイコンの指示通りにボタンを押すと怪物の喉に武器を突き立てたりアクロバティックなスタントをこなすなどの激しいアクションが展開される。視点には固定カメラが採用されプレイヤーは視点を自由に動かすことはできないものの、カメラは常にプレイヤーにとって最適な位置になるように自動で動くためプレイヤーは視点を意識することなくゲームを遊べるようになっている。またプレイ中に逐次データを読み込んでいるためロード時間にゲームを遮られることが少ない。ミスをしてゲームオーバーになっても自動で記録される直前のチェックポイントからすぐにやり直しができるのも特徴である。

アメリカでは記録的な売り上げを樹立し、en:Academy of Interactive Arts & Sciencesの2005年度のゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど数多くの賞を受賞したが、日本での知名度は低かった。しかしながらハードウェアの限界に挑んだ映像面や画面に収まりきらないほどの巨大な怪物が襲い掛かるボス戦、それまでの洋ゲーに対する定説を覆す爽快なゲーム性などがコアなゲーマーの間で評判となり、発売以後徐々に日本でも知られるようになった。

鬼武者』や『デビルメイクライシリーズ』(いずれもカプコン)、『NINJA GAIDEN』シリーズ(テクモ)などの日本のゲームとよく比べられ本作のディレクターであるデイビッド・ジャッフェも『ICO』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)に強い影響を受けたことをインタビューなどの場で語っている[2]。ゲームの他に『インディ・ジョーンズ』からも影響を受けており[3]、ゲーム中に訪れるパンドラの神殿にそれを確認できる。

ストーリー

古代ギリシア時代、無敵の強さを誇るスパルタの戦士クレイトスは、ある蛮族との戦いにおいて完敗を喫してしまう。今まさにクレイトスの首が切り落とされようという時、彼は最後の手段に出た。それは軍神アレスに魂を売り、神にも及ぶ強さを手に入れることであった。巨大な姿を現したアレスは蛮族を一掃すると共に、クレイトスに神をも傷つけられる武器「ブレイズ・オブ・カオス」を与えた。

それ以降、彼はその恐るべき力を武器に残虐非道の限りを尽くした。人々から恐れられたクレイトスであったが、唯一心許せるのが妻と子であった。だがある時、彼は平定するために虐殺を行なっていた村に、いるはずのないその2人がおり、あろうことか自らの手で殺めてしまう。悲しみに暮れるクレイトスの元にアレスが再び現れ、真相を告げる。「妻と子をこの村に連れてきたのは私だ。そして、さらに強くなれ」。全てはアレスの策略だった。クレイトスのただ一つの拠り所であり、彼の弱さとなり得る家族をクレイトス自身に殺させたのである。軍神の奸計を知ったクレイトスは怒り、復讐の旅を開始する。




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