コロンビア ピクチャーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 17:16 UTC 版)
日本映画との関わり
2017年現在、米国ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下「SPE」)傘下であるコロンビア映画が日本映画の配給に携わった例はない[注 2]。しかし、2017年の『斉木楠雄のΨ難』以降、SPEの日本支社であるソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下「SPEJ」)が製作・配給する日本映画で、コロンビア映画のオープニングロゴ(後述)が使用されており、日本における両社の区別が曖昧になっている。なお、コロンビア映画とSPEJは同じソニーグループで、どちらもSPEの子会社にあたり、間接的には関係しているものの、直接的な関係性についての詳細は不明である。
オープニングロゴ
- オープニングは"COLUMBIA"のロゴとトーチをかざす女性。自由の女神に似ているが「コロンビアレディ」と称される別人である。20世紀スタジオ同様ロゴそのものをパロディにする映画もある[注 3]。
- 2014年公開の『アメイジング・スパイダーマン2』以降の作品では一部仕様が変更されており、オープニング導入部(アバンタイトル冒頭)でソニーのモーションロゴ(ロゴマークとサウンドロゴ)が追加された[注 4]ほか、クレジットも"a SONY PICTURES ENTERTAINMENT company"から"a Sony Company"に変更され、ソニーグループであることが強調されている。
- 2021年公開の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、同年リニューアルされたモーションロゴに合わせてロゴマーク出現時にグラデーション効果が施された。「ソニー#ブランドメッセージ」も参照
- 子会社のトライスター ピクチャーズではコロンビアレディの代わりにペガサスが描かれている。
主な映画
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
- アラビアのロレンス
- ナバロンの要塞
- 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
- 未知への飛行
- 愚か者の船
- コレクター
- イージー・ライダー
- わが命つきるとも
- いつも心に太陽を
- 招かれざる客
- 渚にて
- キャット・バレー
1970年代
1980年代
1990年代
- レナードの朝
- マイ・ガールシリーズ
- ア・フュー・グッドメン
- ウルフ
- プリティ・リーグ
- ショーシャンクの空に
- ザ・シークレット・サービス
- レジェンド・オブ・フォール
- エアフォース・ワン(日本ではブエナ・ビスタが配給)
- スチュアート・リトルシリーズ
2000年代
- スパイダーマンシリーズ
- マスク・オブ・ゾロシリーズ
- メン・イン・ブラックシリーズ(日本では『3』のみ東宝東和が配給。)
- チャーリーズ・エンジェルシリーズ
- ラストサマーシリーズ
- バッド・ボーイズシリーズ
- ゴーストライダーシリーズ
- ダ・ヴィンチ・コードシリーズ
- パニック・ルーム
- ブラックホーク・ダウン
- 奥さまは魔女
- ゾンビランド
- カンフーハッスル
- ミラクル7号
- 呪怨シリーズ
- 2012
- S.W.A.T.
- 007 カジノ・ロワイヤル
- 007 慰めの報酬
2010年代
- スマーフシリーズ(日本では一部の作品は東宝東和が配給)
- ソルト
- ソーシャル・ネットワーク
- ホワイトハウス・ダウン
- ANNIE/アニー
- ピクセル
- アングリーバード
- マグニフィセント・セブン
- パッセンジャー
- ダークタワー
- ブレードランナー 2049
- ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
- ピーターラビット
- ヴェノム
- 007 スカイフォール
- 007 スペクター
2020年代
注釈
- ^ 同誌日本版では『ソニー進撃』とのタイトルでアメリカ版と同様の表紙を掲載した[3]。
- ^ 呪怨シリーズなど、日本映画からアメリカ映画へのリメイクは存在する。
- ^ アニメ化して踊り出す、足元のネズミに驚いて台から逃げ去るなど。『メン・イン・ブラック2』では本編中のある描写同様に閃光を発し、2019年の『ゾンビランド:ダブルタップ』で乱入した2体のゾンビをトーチの一撃で倒す腕っぷしの強さも見せた。
- ^ ただし、ほかの配給会社のロゴが先に示された場合、モーションロゴが省略されることもある。
出典
- ^ “Ghost Corps, Inc., a subsidiary of Columbia Pictures Industries, Inc.”. sonypictures.com. 2020年1月30日閲覧。
- ^ “Divisions – Sony Pictures”. sonypictures.com. 2015年6月7日閲覧。
- ^ a b “アメリカ(平成2年)▷ソニーのコロンビア映画の買収”. ジャパンアーカイブズ. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “エズラ・ヴォーゲル氏の『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を考察~ライシャワー駐日大使はなぜ「発禁せよ」と警告したのか”. NetIB-News (2021年1月12日). 2022年5月5日閲覧。
- ^ The Story Behind the Iconic Columbia Pictures Photoshoot - DigitalRev・2016年7月9日
- 1 コロンビア ピクチャーズとは
- 2 コロンビア ピクチャーズの概要
- 3 概要
- 4 日本映画との関わり
- 5 脚注
- コロンビア ピクチャーズのページへのリンク