ガッサンチドリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 03:11 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ガッサンチドリ | ||||||||||||||||||||||||
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福島県飯豊山 2014年7月下旬
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Platanthera takedae Makino subsp. uzenensis (Ohwi) K.Inoue[1] | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ガッサンチドリ(月山千鳥)[4] |
特徴
茎の高さは20-30cmになり、ときに40cmに達することもある。葉はふつう3-5個が互生する。一番下の葉が大きく、葉身は卵形から広楕円形で長さ5-7cm、その上部の葉は次第に小さくなるが鱗片状とはならない[4][5][6][7][8]
花期は7-8月。花は黄緑色から淡黄緑色で、10個前後が総状花序につく。花柄子房の基部に葉状の苞がつき、披針形で、ふつう花より長い。側花弁は背萼片とかぶとをつくるか、背萼片とわずかに離れる。唇弁は長さ3-4mm。距は肉質で太く短く、長さ2.5-4mmで楕円体になり、基部がくびれる。独立種とされたこともある[4][5][6][7][8]。
分布と生育環境
日本固有種[9]。北海道、本州の中部地方以北に分布し、日本海側の高山の林縁や草原に生育する[7][8]。
名前の由来
種小名(種形容語) takedae は、日本の高山植物の研究者である武田久吉 (1883-1972) への献名[10]。亜種名 subsp. uzenensis は、タイプ標本が採集された月山が所在する「羽前産の」の意味。
- ^ ガッサンチドリ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- ^ ガッサンチドリ(シノニム)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- ^ a b ガッサンチドリ(シノニム)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- ^ a b c d 『山溪ハンディ図鑑8 高山に咲く花』p.389
- ^ a b c d 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.534
- ^ a b c 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.118
- ^ a b c d e 『改訂新版 日本の野生植物1』p.223
- ^ a b c d 『絶滅危惧植物図鑑 レッドデータプタンツ(増補改訂新版)』p.507
- ^ 『日本の固有植物』pp.191-192
- ^ 『新分類 牧野日本植物図鑑』p.1515
- ^ ミヤマチドリ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
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- 2 ガッサンチドリの概要
- 3 種の保全状況評価
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