オープンフィンガーグローブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 06:10 UTC 版)
特徴(用途別)
総合格闘技
海外では「MMAグローブ (MMA gloves)」「グラップリンググローブ (Grappling gloves)」と呼ばれており、組技や関節技で相手を掴みやすいように、5本指が出せて手の平の部分が空いた形状となっており、拳の部分は打撃の衝撃から拳を保護する為、パットなどの素材で覆われている。オープンフィンガーグローブ導入前の総合格闘技は、素手で行われていたが、パンチやパウンドで拳を負傷、骨折することが多発し、素手による打撃で顔をカットしてドクターストップとなる試合も多かった。
種類
- 試合用グローブ - 試合では階級によって4オンス(110g)から6オンス(170g)のグローブが使用される。
- スパーリング用グローブ - スパーリングやパンチバッグ打ちなどで酷使する拳を保護する必要があるため、試合用グローブよりも大きな8オンスほどのグローブが使用される。
- グラップリング用グローブ - ハイブリッドグローブまたはトレーニンググローブとも呼ばれる。グラップリング用のグローブであるため拳を保護するパッドが減らされており、またグリップ力を向上させるために各指を独立して動かしやすくなっている。
メーカー
スポーツ
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2016年2月) |
ゴルフ・自転車競技等のスポーツで通常のグローブ同様、グリップ力の上昇や手の保護の為に用いられる。指先が空いているため厚手であっても指先の感覚が鈍くなることはない。
一方で四輪のモータースポーツにおいては、手袋に火傷対策の意味もあるため、2016年の規約では、オープンフィンガーグローブを禁止する文言そのものは無いものの、使用できるグローブとして「レーシンググローブ(耐火炎性)」という規定を設けているものが多く、事実上使用はできない[8][9][10]。また、二輪についても、少なくともロードレースにおいては、サーキット走行のみでも「肌を露出しないもの」が推奨されているサーキットもあり[11][12]、2016年現在の国際競技規則の「指関節部プロテクションが施されていなければならない」という規定[13]を合わせると、オープンフィンガーグローブの使用は事実上できないと思われる。レーシングカートについては、2016年現在の規定において、グローブは「手首まで完全に覆う物」と定められている[14]。さらに、ATV、スノーモービル、水上オートバイのモータースポーツにおいても手袋に受傷防止対策の意味もあるため、オープンフィンガーグローブの使用は明確に禁止されているのが一般的である。[要出典]
ファッション
女性用のパーティーなどの礼装用「ドレスグローブ」と呼ばれるものにも、このオープンフィンガータイプ(指の部分だけ露出するもの、あるいは手首だけ露出するサポーター風のもの)が実在する。
- ^ 『嘉納治五郎大系 第二巻』講道館 本の友社
- ^ 『世界横行・柔道武者修行』前田光世・記
- ^ 『―日本プロレス秘話―力道山以前の力道山たち』小島貞二 三一書房
- ^ a b 儀間真謹、藤原稜三『対談・近代空手道の歴史を語る』ベースボール・マガジン社、1986年10月、147頁。ISBN 4583026064。
- ^ 「全日本空手選手権大会の構想進行中」『近代カラテ』第12巻第14号、1967年6月。
- ^ 大山倍達『ダイナミック空手』日貿出版、1967年。 NCID BA66358869。
- ^ 大山倍達「第八章」『100万人の空手』東都書房、1969年。 NCID BA66250705。"これが新しい空手だ"。
- ^ “2016 岡山国際サーキット 4輪レース一般競技規則書” (PDF). 岡山国際サーキット. p. 8. 2017年1月9日閲覧。
- ^ “2017国内競技車両規則 第4編付則” (PDF). 一般社団法人日本自動車連盟. 2017年1月9日閲覧。
- ^ “安全なモータースポーツのためのドライバーガイド” (PDF). 国際自動車連盟. p. 6. 2017年1月9日閲覧。
- ^ “FISCOライセンステキスト” (PDF). 富士スピードウェイ. 2017年1月9日閲覧。
- ^ “2輪走行車両規定”. エビスサーキット. 2017年1月9日閲覧。
- ^ “2016FIMロードレース世界選手権グランプリ規則” (PDF). 一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会. 2017年1月9日閲覧。
- ^ “2016国内カート競技規則” (PDF). 一般社団法人日本自動車連盟. 2017年1月9日閲覧。
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