エースコンバット04 シャッタードスカイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 16:41 UTC 版)
架空機/架空兵器
国際共同開発
- ストーンヘンジ(Stonehenge)
- ロシュ限界を突破した小惑星ユリシーズ(Ulysses)の破片を大気圏突入後に燃え尽きる大きさに砕く目的で開発された、火薬による発砲と電磁加速を併用したハイブリッド式地対空レールガン。正式名称は『120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲』。本来の目標である隕石ばかりか、約650海里(約1200km)の射程圏内で高度2000フィート(約600m)以上を飛行する航空機に対しても絶大な破壊力を有していた。
- ユリシーズ迎撃用としてサンサルバシオン国内のハッティーズ砂漠地帯に8基が建造され、1999年7月のユリシーズ迎撃に投入され多数の破片を破砕することに成功するが、撃ち漏らした破片によって第4号砲が破損した。その後2003年夏のエルジア軍によるサンサルバシオン侵攻に端を発する大陸戦争においてエルジアに接収・兵器転用され、大陸規模の対空攻撃システムとして猛威を振るい、エルジア軍快進撃の原動力となったが、2005年4月2日に行われたISAF側の強襲で残りの7基も破壊された。この作戦時に故障中で破壊されずに残った第4号砲が『7』にてアーセナルバード初号機(リバティ)撃墜の為にオーシア軍に使用され、その絶大な威力でアーセナルバードの電磁バリアを貫通し撃墜したのち機能を停止した。
エルジア
- X-02
- エルジアが開発していた新型ステルス戦闘機。同国の航空技術・軍事技術の結晶ともいえる戦闘機で、それぞれ高い格闘戦能力と高速巡航能力を発揮できる2種類の形態を有する。
- メガリス(Megalith)
- エルジアが開発していた軌道上に残存する小惑星ユリシーズの破片を落着させるロケット(ミサイル)の発射センターとして、エルジア首都ファーバンティ南方のトゥインクル諸島近辺に建設された巨大要塞。要塞から南に伸びるミサイル搬入路の側面に構築された発射機群には、軌道上に残る小惑星の破片と結合し、地上に向かって落下させる機能を持つロケットが多数配備されている。ロケットは要塞から照射される誘導用レーザーによってコントロールされる。この特殊ロケットの他に、中央サイロには大型ミサイル、その東西のランチャーに4発の中型ミサイルが格納されているが、これらが隕石落着機能を持つものなのか、単なる弾道ミサイルなのかは不明である。メガリスは通常の航空攻撃では破壊が困難な高い堅牢性を持ってはいたものの、開発途中だったためか防衛用対空火器が一切配備されていない状態であった。
- 首都陥落によるエルジア政府降伏後、開発中であったメガリスは降伏に従わないエルジア軍将校団によって占領され、大陸に再び隕石を落下させ始める。2005年9月26日、ISAFによる攻略作戦が実行され、エルジア軍残存部隊は同軍の精鋭部隊である黄色中隊機と同様の塗装を行ったSu-37で構成された臨時編成の戦闘機部隊を投入し抵抗するが、部隊員の多くは低練度の新兵であり、メビウス1を中心に再編成されたISAF精鋭航空部隊、通称“メビウス中隊”を抑えきることは出来なかった。同隊の航空支援の下、要塞内部に潜入しサブコントロール室制圧に成功したISAF陸上部隊と、それに連動したメビウス1の大型ミサイルへの攻撃によって、メガリスは格納されていたミサイル群が誘爆し内部から破壊され陥落することとなる。
- デザインは『ACE COMBAT 2』に登場する要塞「イントレランス」のリメイク。
注釈
- ^ 公式ホームページでは『エースコンバット04 シャッタード・スカイズ』と表記されている。
- ^ 例として、XLAA(高機能空対空ミサイル(長距離))はF-14A・EF-2000・Su-35・X-02で使用できるが、CGモデルはF-14Aの場合はAIM-54 フェニックスに、EF-2000の場合はミーティアに、Su-35の場合はR-37に、X-02の場合はダークファイア(架空)に、それぞれ変化する。また、LASM(長距離空対艦ミサイル)はTND-IDS・F/A-18C・RM-01・F-2A・Su-37で使用できるが、こちらもCGモデルはTND-IDSの場合はコルモランに、F/A-18Cの場合はAGM-84に、RM-01の場合はエグゾセに、F-2Aの場合はASM-2に、Su-37の場合はKh-31に、それぞれ変化する。
- ^ 英語表記は表記ゆれが存在しており、04本編では「Invincible Fleet」、04の約15年後を描いた『7』では「Invincible Armada」と表記されている。
- ^ ただし、開発中の想定であるため公式の設定には含まれず、公式アカウント上でも「あくまでも裏側の開発の話なので、「MOBIUS1と直接関係ない」と思って頂いて構いません。」と前置きしている。
- ^ 実際のF-15 ACTIVEとは差異が大きく、本作では単座型でピトー管がなく、エンジンはF-15 S/MTDのものに酷似している。
出典
- ^ https://web.archive.org/web/20080331045251/https://www.acecombat.jp/ace6/news080130.html
- ^ ユーザー事例 - 日本スペースイメージング at the Wayback Machine (archived 2009年10月13日)
- ^ “β運動の岸辺で第136回 「黄色の13」の正体”. WEBアニメスタイル (2012年7月23日). 2019年11月4日閲覧。
- ^ a b c d “Su-33 フランカ-D `エースコンバット 黄色の13` (プラモデル)”. ハセガワ. 2020年8月6日閲覧。
- ^ 『エースコンバット04 シャッタードスカイ パーフェクトガイド』 ソフトバンクパブリッシング、98頁。
- ^ a b c d e f g h i j “Ace Combat 04: Shattered Skies (Video Game 2001) - Full Cast & Crew”. IMDb. 2019年11月4日閲覧。
- ^ 『エースコンバット04 シャッタードスカイ オフィシャルガイドブック』 ファミ通、2001年
- ^ “ナムコ、「エースコンバット04」のTVCMを自粛”. GAME Watch (2001年9月12日). 2021年9月13日閲覧。
- ^ “エースコンバット公式のツイート”. Twitter (2011年9月11日). 2021年9月13日閲覧。
- ^ “エースコンバット公式のツイート”. Twitter (2011年9月11日). 2021年9月13日閲覧。
- ^ “エースコンバット公式のツイート”. Twitter (2011年9月11日). 2021年9月13日閲覧。
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