イラ 利用

イラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 03:31 UTC 版)

利用

食用だが、は柔らかく[1][2]、うまく捌けば上品な白身だが、評価は普通[3]または不味[1][2][4]と分かれる。また水っぽいという意見もある[5]。他種と混獲される程度で漁獲量も少なく、あまり利用されない[2]。 刺身、煮つけ[2]などにされる。

名称

由来

和名の由来は以下の説がある。

  • 性質が苛々していることから「苛魚」の意という説。
  • イザ(斑紋)の転訛だという説。

地方名

地域によって、いろいろな名前で呼ばれる。(以下、五十音順。カッコ内は呼ばれる地域、もしくは漢字表記。) 名前からテンスアマダイブダイカンダイと混同されていることがわかる。

アマ[1]和歌山県太地町)、アマダイ[1]甘鯛)、イザ(斑紋)、イソアマダイ[1](和歌山県)(磯甘鯛)、イダ、オキノアマダイ[2](沖甘鯛)カンダイ[1][2]東京)、カンノダイ[1]、クジ、ケサ(静岡県沼津)(袈裟)、コス、コンス、タツ(愛知県一色)、テス[1][2]和歌浦鳥羽高知[5]、テスコベ[1]三重県尾鷲)、ナベ()、ナベワリ(鍋割)、ハト[1]福岡県志賀島)()、ハトノメ(愛知県熱田)(鳩の目)、バンド[1]愛媛県愛南町)、ブダイ(武鯛)、ベルト(愛媛県愛南町)、ホテイ(神奈川県江ノ島)(布袋)、モクズ[1]富山県)(藻屑)、モブシ[1](和歌山県雑賀崎)(藻伏魚)、モムシなど数多い。


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 阿部,1987,p.711(No.2841)
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 木村,2000,p181
  3. ^ a b c d e f 小西,2011,p.232
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 岡村・尼岡,1997,p.464-465
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 蒲原・岡村,1985,p.68(No.334,Plate.67)


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