アルテミス アルテミスの概要

アルテミス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 06:54 UTC 版)

アルテミス
Ἄρτεμις
狩猟の女神, 貞潔の女神, 月の女神
紀元前330年頃のヴェルサイユのアルテミス英語版ルーヴル美術館所蔵。
信仰の中心地 エペソス
住処 オリュムポス
武器 金の弓矢
シンボル , 鹿, 猟犬, 糸杉
ゼウス, レートー
兄弟 アポローン, アテーナー, アレース, ヘーパイストス, ヘルメース, ディオニューソス, エイレイテュイア, ヘーベー
ローマ神話 ディアーナ
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アルテミスはゼウスデーメーテールあるいはペルセポネーの娘とも、あるいはディオニューソスイーシスとの間に生まれた娘とも言われているが[2]ギリシア人に普及した伝承によればゼウスレートーの娘で、アポローンとは双生児とされている[3]アテーナーヘスティアーと同様、処女神である。

オリュンポス十二神の一柱とされるが、本来のヘレーネス(古代ギリシア人)固有の神ではない。その名は古典ギリシア語を語源としていないと考えるのが妥当である。アルテミスは、ギリシアの先住民族の信仰(原始宗教)を古代ギリシア人が取り入れたものと、現在の研究では考えられている[4]


注釈

  1. ^ この女神像の胸部には多数の乳房があるように見えるが、乳首がない。しかし一般に「多数の乳房を持つ像」と表現される。

出典

  1. ^ 山室静『ギリシャ神話 <付 北欧神話>』社会思想社、pp.26-27。
  2. ^ フェリックス・ギラン『ギリシア神話』青土社 p.98。
  3. ^ a b 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.37。
  4. ^ a b c 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.38。
  5. ^ 大和岩雄『魔女はなぜ人を喰うか』大和書房
  6. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.101。
  7. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.14。
  8. ^ ホメーロスイーリアス』、21巻470行。
  9. ^ a b フェリックス・ギラン『ギリシア神話』青土社 p.97。
  10. ^ 豊田和二『図解雑学 ギリシア神話』ナツメ社


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