ぷよぷよSUN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 01:27 UTC 版)
ゲームモード
ひとりでぷよぷよ
- コンピュータが操る相手キャラクターと戦うモード。今作では概ね初代を踏襲しており、3種類の難易度が設定されており、それぞれが別のストーリーを形成している。
- 携帯電話アプリ版は難易度:ふつう 「アルルの冒険」のみ収録。
- 難易度:ふつう 「アルルの冒険」と難易度:むずい 「シェゾの逆襲」では、特定条件を満たすと隠しボスとしてサタン戦の後にカーバンクルが乱入効果音とともに登場する。エキシビション扱いのため漫才デモは無く、カーバンクル戦の勝敗にかかわらずエンディングに突入し、エンディングの内容も変化しない。
『ひとりでぷよぷよ』対戦表 | |||
---|---|---|---|
ステージ | やさしい | ふつう | むずい |
主人公 | ドラコケンタウロス | アルル・ナジャ | シェゾ・ウィグィィ |
サブタイトル | 『ドラコの休日』 | 『アルルの冒険』 | 『シェゾの逆襲』 |
1 | スケルトン-T | ドラコケンタウロス | コドモドラゴン |
2 | ハーピー | インキュバス | ウィッチ |
3 | ちょっぷん | すけとうだら | ぞう大魔王 |
4 | - | キキーモラ | ハニービー |
5 | - | のほほ | 勇者ラグナス・ビシャシ |
6 | - | コドモドラゴン | ルルー |
7 | - | ウィッチ | アルル・ナジャ |
8 | - | ぞう大魔王 | サタン |
9 | - | ハニービー | (カーバンクル)[注釈 12] |
10 | - | 勇者ラグナス・ビシャシ | - |
11 | - | ルルー | - |
12 | - | シェゾ・ウィグィィ | - |
13 | - | サタン | - |
14 | - | (カーバンクル)[注釈 13] | - |
ふたりでぷよぷよ
- 2人対戦モード。携帯電話アプリ版には未収録。キャラクターを16体(+2体)の中から選択出来る[注釈 14]。移植版では固ぷよ・得点ぷよ・エディットルールで対戦する事も可能で[注釈 15]、 固ぷよ・得点ぷよの場合はルールが前作『ぷよぷよ通』準拠となる。セガサターン版では、このモードのみハンデ設定の称号が他機種・他シリーズと異なっており、「激甘」→「シルバー(お婆さん)」、「甘口」→「キッズ(少年)」、「中辛」→「レギュラー(若い女性)」、「辛口」→「マニア(ヤンキー系の男性)」、「激辛」→「マスター(宇宙人)」と、ひとりでぷよぷよのCPUレベルと同じ名称となっている。
- GB版ではモード名が「つうしん」となっており、「たいせん(通常のふたりでぷよぷよに相当)」、「とことんなぞぷよたいせん(後述)」、「ぷよ通とたいせん(前作『ぽけっとぷよぷよ通』との通信対戦)」を選択可能で、隠しオプションで通信機能をOFFにするとCPUとの対戦も可能となる。
とことんぷよぷよ
- 対戦をせずに1人でぷよを消し続けるモード。アーケード版・携帯電話アプリ版には未収録。開始レベルは前作までは1・3・5の3段階だったが、今作は1-5の5段階から選べる。連鎖ボイスは1P・2P共に、アルルのボイスが流れる。
- GB版では「とことん」モード内の「とことんぷよぷよ」として収録され、後述の「とことんなぞぷよ」と選択する形式になっている。さらに、GB版のみキャラクターを選択可能。
- メガドライブ ミニ2版では、『プラクティス』モードとして搭載されている。キャラクターを自由に選べる他、レベルの概念が無いことからぷよの落下速度は上がらない。
かちぬきぷよぷよ
- 最大16人まで参加可能のトーナメント形式のモード。N64版・PS版・Win95版に搭載。トーナメントの人数を4人・8人・16人の中から選択し、足りない場合はCPUが参加する[注釈 16]。全員の中から予選を1回(4人)・2回(8人)・3回(16人)行い、3位決定戦、決勝という流れ。設定により、CPU同士の対戦も観戦することが出来る。N64ではプレイヤーのスタート位置がランダムなのに対し、PS版・Win95版は各プレイヤーのスタート位置が固定されている。なお、人間のプレイヤーが全員敗退した(残りが全てCPUのみとなった)場合はN64版ではゲームオーバーとなりそこで打ち切られるが、PS版・Win95版はCPUのみで最後まで続行する。
- 2018年に発売された『ぷよぷよeスポーツ』にも「トーナメント」として、同様のモードが収録されている。
とことんなぞぷよ
- 次々と出題される課題を順番に解いていくモード。N64版・PS版・Win95版・GB版に搭載。GB版を除きモード内で3種類のモードが存在する。ゲームシステムについては、なぞぷよ#とことんなぞぷよを参照。連鎖ボイスは『れんしゅう』と『じっせん』はアルル、『たいせん』は選択したキャラクターのボイスが流れる。
れんしゅう
- 練習問題をプレイできる。問題ごとに決められた手数内で課題をクリアする。N64版では64問、PS版・Win95版では99問収録されている。GB版には未収録。
- 背景には課題の手本の形が表示されているが、この通りに組まずに条件を満たしてもOKで、手本を消して自力で問題を解くことも出来る。
じっせん
- 次々と出題される課題をクリアしていく。後のシリーズとは異なり制限時間が無いため、ゲームオーバーになるまで継続する。
- GB版では前述の「とことん」モード内の「とことんなぞぷよ」としてこちらを収録。こちらにはタイムアタック機能も搭載。
たいせん
- 両者に同じ課題が出題され、先にクリアしたプレイヤーにポイントが入り、先に設定したポイントに達したプレイヤーが勝利となる。左から3列目にぷよを置いた場合は、通常通り敗北となる。おじゃまぷよを送ることはできない。
- このモードではプレイヤー同士による対戦のみ可能で、CPUと対戦する事は出来ない。
- GB版では前述の「つうしん」モード内の「とことんなぞぷよたいせん」となっており、ルールは同じだが、おじゃまぷよを相手に送ることができる。
とれーにんぐ
- GB版のみ搭載され、「おたのしみ」モード内に設置。好きな対戦相手を選択してCPUとの対戦を行える。「ひとりでぷよぷよ」に登場しないGB版追加キャラクターも選択可能。「ふたりでぷよぷよ」同様にハンデ選択が可能で、同じレベル同士の試合を行った場合だけ過去の勝敗数が記録される。
上記の他、イラスト等が閲覧できるギャラリーモードが搭載されている。
注釈
- ^ この要素は、『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』以降の作品にも適用されている。
- ^ すなわち、相殺をすることによって相手の攻撃を必ず保留できるようになった。
- ^ アーケード版のオープニングと交互に流れる。PS版も同様。
- ^ アーケード版のオープニング・エンディング・プレイリザルト・カーバンクルの乱入効果音がこれに該当。これらのBGMはサウンドテストでは、CD-DA音源で流れる。
- ^ 「ドラコの休日」のちょっぷん戦、「アルルの冒険」のキキーモラ戦、サタン戦、「シェゾの逆襲」のコドモドラゴン戦など。
- ^ ただし、セガサターン版でふきだしが表示されていなかった台詞やデモ中の効果音が、一部カット・変更されている。
- ^ コンパイル版では当時コンパイルの社長だった仁井谷正充
- ^ コンパイル版ではGB版を除いて、それぞれの機種の本体の画像が存在した。
- ^ 他機種版で漫才デモ時やプレイリザルト、「むずい」のエンディングの前半に流れていたBGMなどが該当。
- ^ 『BEEP! メガドライブFAN2』での開発者の秘話によれば、当初はアーケード版などと同様の「ひとりでぷよぷよ(ストーリーモード)」も搭載される予定だったが、CPUの思考ルーチンを再現出来なかったなどといった諸事情から没となり、対人戦専用で搭載される形となったことが明かされている。
- ^ なお、ボイスはアーケード版のものではなく、N64版以降のものが流用されている。
- ^ ゲーム開始からサタンを倒すまで、1度もコンティニューせずにクリアした場合のみ出現。
- ^ ゲーム開始からサタンを倒すまでに、累計20回以上コンティニューしていた場合のみ出現。携帯電話アプリ版ではこれに加えて、1度もコンティニューせずにクリアした場合でも出現する。
- ^ SS版・N64版・PS版・Win95版はオプションの設定により、1P側をアルル、2P側をシェゾに固定する事が可能で、この場合はキャラクター選択がカットされる。
- ^ 「ひとりでぷよぷよ」の乱入戦は、通常ルールで固定となる。
- ^ キャラクターは、サタン・カーバンクル以外からランダムで選ばれる。ただし、プレイヤーが選択したキャラクターと重複する事はない。
- ^ 通ではSS版からの追加キャラクターで、一部機種のみに登場する。
- ^ わあくん本田はコンパイル公式ホームページのコラムの中で、この人物を「M」と呼んでいる[7]。
- ^ 開発スタッフの一人・あかままさおはコンパイル公式ホームページのコラムの中で、購入時期について、FIFAワールドカップで日本代表の予定落ちが確定したころだと説明している[5]
出典
- ^ “Puyo Puyo Sun(SegaSaturn)”. 2014年11月26日閲覧。
- ^ “Puyo Puyo Sun Ketteiban(PlayStation)”. 2014年11月26日閲覧。
- ^ 「仁井谷社長インタビュー」『ぷよぷよSUN決定盤 公式ガイドブック』コンパイル、1998年1月1日、102頁。ISBN 978-4-906659-03-6。
- ^ 『コンパイルクラブ』77号。[要ページ番号]
- ^ a b c d e f g h i j k 開発者の声「あかままさお」さん - ウェイバックマシン(2001年7月16日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧。
- ^ 『ファミ通』 No.423、アスキー、1997年1月24日、206-208頁。
- ^ a b c d 開発者の声「わあくん本田」さん - ウェイバックマシン(2001年7月16日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧。
- ^ 開発者の声「かむひき」さん - ウェイバックマシン(2001年4月8日アーカイブ分) - 2022年1月6日閲覧。
- ^ “コンパイルが広島地裁に和議申請、今後はイベントを縮小しゲーム制作を柱に”. ASCII.jp. 角川アスキー総合研究所 (1998年3月19日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ a b “波乱万丈の『ぷよぷよ』30年の歴史を振り返る──社会現象になるほど大ヒットするも、経営破綻で権利がセガに。思い切って世界観を一新したのが功を奏し、ついにはeスポーツ化へ”. 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない? (2021年11月16日). 2021年11月16日閲覧。
- ^ ぽけっと ぷよぷよSUN まとめ (ゲームボーイ) / ファミ通.com
- ^ a b c d e “Puyo Puyo Sun64”. IGN (1997年12月30日). 2018年7月24日閲覧。
- ^ a b c d e f 電撃NINTENDO64 1997年12月号 125ページ
- ^ a b “上坂すみれ、人生ベストゲームは『ぷよぷよSUN決定盤』!「自分の萌えるキャラクターの雛形がすべてこのゲームに詰まっている」 - music.jpニュース”. music.jp (2021年4月15日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ 『【一曲のみ】ボツBGM【ぷよぷよSUN】』2009年2月28日 。2022年1月29日閲覧。
- ^ DiscStation Vol.15、コンパイルクラブ70号
固有名詞の分類
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