ふれあいバス (霧島市)
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霧島市乗合自動車運送事業(旧・福山町乗合自動車運送事業)
福山地区のうち、乗合バス対応の2路線は「霧島市乗合自動車運送事業」として、いわゆる80条バス(道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送)として運行されている。
概要
鹿児島交通牧之原 - 比曽木野間が1984年9月末限りで廃止されたことに伴い、比曽木野地区の交通の便宜を図るため合併前の福山町により「福山町乗合自動車運送事業」として、1986年11月17日より運行開始した。[1]霧島市に合併された後もそのまま「霧島市乗合自動車運送事業」として引き継がれ、現在に至っている。
運行開始当初より、牧之原小学校のスクールバスを使用したスクールバス混乗方式の80条バスとして運行されている。
路線
現在は比曽木野方面スクール、佳例川方面スクールの2路線だが、運行開始当初は以下の1路線のみだった。[1]
岩戸・牧之原線
- 中央公民館前 - 西牧之原 - 内場 - 辰伴 - 野谷 - 和田 - 大屋敷 - 池之段 - 新村 - 岩戸
- 当時は日曜・祝日のみ運休だった。
料金
現在はふれあいバスの料金体系と同じだが、運行開始当時の料金は1回乗車200円(小学生以下100円、大人同伴の6歳未満は無料)だった。[1]但し、スクールバスのため小中学生の通学利用については無料で、これは現在も同じである。
会員制巡回バス「シティウォーカー」
旧国分市域では現在の国分ふれあいバスが運行を開始する以前、会員制巡回バス「シティウォーカー」を運行していた。これは国土交通省の社会実験(TMO事業)として2001年11月に運行を開始した。なお、社会実験は2002年4月末で終了し、以後は林田バス(当時)の自主運行となった。
概要
「シティウォーカー」の特徴としては、1か月間有効のサポータ-券(会員券)を購入することによって、サポーター(会員)の会費にてバスの運行を行う「会員が支える巡回バス」が趣旨である。
路線
重久線、松木・広瀬線、敷根線の3線区からなり、それぞれの線区で複数の系統が運行されていた。重久線以外は市内循環路線であった。2002年5月からは新たに郡田線も追加された。
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サポーター券(会員券)
乗車にはサポーター券を購入して乗車するシステムであるが、会員でない一般の乗客も現金や回数券(現在は発売終了)でも利用が可能だった。現金・回数券利用の場合は一般路線と同じ区間制の運賃を徴収していた。
- 料金 - 1か月有効で大人2900円(子供1450円)。
- サポーター券はシティウォーカー全路線のほか、エリア内の林田バスと鹿児島交通(当時)に乗車可能だったため、乗車区間によっては通常の定期券よりかなり割安であった。
ダイヤ・車両
運行開始当初は6:00 - 22:00まで重久線は15分、松木・広瀬線は30分、敷根線は60分間隔で運行。その後、路線・ダイヤの見直しに見直しを重ね、晩年は各路線6:00 - 21:00まで30 - 60分間隔(重久線は日4往復)での運行だった。
車両は鹿児島交通から移籍の大型車4台(日野ブルーリボンP-HU225AA改)、自社の中型車2台(日野レインボーRR P-RR192BA)を専用車両とし、塗色もシティウォーカーオリジナルのデザインとした。うち大型2台は地元の小学生によるイラストを纏ったデザインとした。
終焉
こうして地元の足として運行していた「シティウォーカー」だったが思うような利用者の増加は見込めず、2003年3月末日をもって運行は終了した。運行終了後の車両のうち、大型2台は鹿児島、もう1台は川内へ転属しローカル運用で使用、残りは国分の一般路線で運用されたが、2008年度までに全車廃車となった。
脚注
- 注釈
- 出典
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- 1 ふれあいバス (霧島市)とは
- 2 ふれあいバス (霧島市)の概要
- 3 霧島市乗合自動車運送事業(旧・福山町乗合自動車運送事業)
- 4 関連項目
- ふれあいバス (霧島市)のページへのリンク