ぴったし カン・カン
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番組終了とその後
1984年5月、長らく番組に出演していた久米・萩本・坂上の3人が揃って降板。同年6月からは替わって小島一慶が司会に就き、キャプテンやスタジオセットも変えるリニューアルが行われた。この際、番組タイトルロゴとスタジオセットでの表記が「元祖・ぴったし カン・カン」に改められ、タイトルロゴには登録商標を意味する (R) マークが付された(なお、前述の日立製作所による商標出願は2000年に行われているため、その時点では登録商標ではない)。また、司会者のタイトルコールや新聞での表記は「ぴったし カン・カン」のままだった。
1985年10月からは司会を吉田照美に変更して続けられたものの、それから半年後に番組は終了し、10年半に及ぶ歴史に幕を下ろした。
番組終了から4年後の1990年5月、同じくTBSの『いきなり!クライマックス』で本番組の復刻企画が行われた。この回の企画には、番組終了時の出演者である吉田照美や藤村俊二が出演した。さらに5年後の1995年4月には『春の久米宏スペシャル カン・カンぴったし'95』と題しての単独スペシャルが放送されたが、萩本と坂上はこの特番には出演しなかった。1998年1月2日に放送した音楽特番『今夜はPOPに大騒ぎ 超豪華!歌姫新年会'98』での復活企画は、司会:永井美奈子、解答者:今田耕司、東野幸治、ゲスト:和田アキ子とオリジナルメンバーのいない状態で行われたが、2000年12月30日にTBSの『38時間テレビ(SAMBA・TV)』で行われた復活企画には、萩本と坂上がキャプテンとして、藤村が解答者として出演した[7][8][9]。その他の出演者は司会:福留功男、スペシャルパーソナリティ:モーニング娘。、ゲスト:田村亮子。
2003年4月から2021年9月までリメイク版として、TBSアナウンサー・安住紳一郎司会の『ぴったんこカン・カン』が放送されていた。ただし、同番組は同年10月にリニューアルしてからは、グルメロケのVTRが中心でクイズはおまけ程度になるなどオリジナルとは内容がまったく異なっている。『ぴったし』時代の解答者である藤村も、当初は同番組にレギュラー出演していた。
2009年6月20日には、美空ひばりが「一枚の写真」のゲストとして出演した回(1980年8月19日放送の第245回)がCS放送のTBSチャンネルで再放送された。この回のぴったしチームの解答者には、キャプテンの坂上のほかに平田昭彦、朝比奈マリア、藤村俊二が出演していた。TBSにはこの回のマスターテープが残っていないため、放送するにあたってひばり本人が自宅で録画していた家庭用ビデオテープを使用した。そのため、本放送時に画面表示されたステレオマークと公開収録の告知テロップもそのまま放送された。TBSチャンネルは毎年ひばりの命日である6月24日前後の時期に「美空ひばり特集」という特別企画を組んでおり、その都度この回の映像が流されている。
注釈
- ^ ただし毎回そうしているわけではなく、ためを入れないでそのままストレートにタイトルコールするケースも多々あった。
- ^ のちに久米は『ニュースステーション』でも、『プロ野球1分勝負』のタイトルコール時に「プロ野球いっ……ぷん勝負!」と当番組と同じようにためを入れる演出を加えていた。
- ^ 久米司会・モノラル音声時代はボブ佐久間の作曲バージョンを使用したが、ステレオ化に伴い土持のアレンジ版に変更された。小島時代になってからは安川に交替、吉田時代の音楽は不明。
- ^ 安川は後に、同じくTBSで放送された「クイズ100人に聞きました」の末期のテーマ音楽も担当した。
- ^ リメイク版の『ぴったんこカン・カン』はテレビユー山形で放送。
出典
- ^ a b 朝日新聞 1980年4月8日 朝刊 P.24 テレビ欄(朝日新聞クロスサーチにて閲覧)
- ^ 「〈折り込み〉週間番組表と番組ガイド」『財界ふくしま』第12巻第11号、行政問題研究所、1983年11月10日、89頁、NDLJP:2832618/47。
- ^ 『昭和のテレビあるある』TOブックス、2016年、173頁。
- ^ a b c d 『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』世界文化社、2017年、71-72頁。
- ^ “クイズ・ゲーム高世帯視聴率番組 | ビデオリサーチ”. ビデオリサーチ. 2016年11月9日閲覧。
- ^ 商標照会(特許情報プラットホーム)]
- ^ “萩本欽一のTV出演情報 18ページ目 | ORICON STYLE”. oricon ME. 2016年11月9日閲覧。
- ^ “坂上二郎のTV出演情報 6ページ目 | ORICON STYLE”. oricon ME. 2016年11月9日閲覧。
- ^ “藤村俊二のTV出演情報 77ページ目 | ORICON STYLE”. oricon ME. 2016年11月9日閲覧。
- ^ 『山形新聞』1979年12月31日付朝刊テレビ欄より。
- ^ 『北國新聞』1984年7月11日付朝刊テレビ欄より。
- ^ 『四国新聞』1979年3月31日付朝刊テレビ欄より。
- ^ 『四国新聞』1982年12月1日付朝刊テレビ欄より。
- ^ 『週刊TVガイド』岡山・四国版1985年10月28日 - 11月3日号より。
固有名詞の分類
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