神話時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 17:35 UTC 版)
テゲアの伝説的な創建者は神話的なアルカディア王リュカオンの息子テゲアテスである。都市とテゲア人の名はテゲアテスに由来し、もともと8つ、のちに9つのデモイ(英語版)または町に分かれて住んでいたと言われている。アルカイック期、テゲアの基礎となったこれらのデモイは集住(英語版)して1つの都市国家を形成した。この都市国家としてのテゲアを創建したのが英雄テレポスの祖父にあたるアレオス王であった。パウサニアスによるとこれらの9つの町は次のとおりである。 ガレアタイ(Γαρεᾶται, Gareātai) ピュラケイス(Φυλακεῖς, Pylaceis) カリュアタイ(Καρυᾶται, Caryātai) コリュテイス(Κορυθεῖς, Corytheis) ポタキダイ(Πωταχίδαι, Pōtachidai) オイアタイ(Οἰᾶται, Oiātai) マンテュレイス(Μανθυρεῖς, Manthȳreis) エケウエテイス(Εχευήθεἱς, Echeuētheis) アペイダス王の治世に加わった9番目のアペイダンテス(Ἀφείδαντες, Apheidantes)。 テゲアはホメロスの叙事詩『イリアス』の軍船表で言及されており、おそらく初期のアルカディアで特に有名だった。ヘロドトスはエケモス王がヘラクレスの息子ヒュロスを一撃で倒して以来、テゲアは軍事国家としての特権と名声を得ていたと伝えている。
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