外交的保護権
外交的保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/20 07:02 UTC 版)
詳細は「外交的保護権」を参照 外国の管轄下において自国民が損害を被った場合、その本国は相手国に対し自国民に救済を与えることを求めた国際請求を提起する権利を有する。この権利を外交的保護権という。ヴァイマル憲法のように外交的保護を受ける国民の権利が国内法上定められる場合もあるが、国際法上はこの権利は国家の権利であり外国管轄下で損害を受けた個人の権利ではない。そのため自国民が損害を主張し外交的保護権行使を求めたとしても、本国が相手国との外交関係の考慮などからあえて権利を行使しない場合もあるし、権利行使により本国が加害国から賠償を受けたとしても、その賠償を自国民救済のためにあてる義務が本国に課されるわけではない。
※この「外交的保護」の解説は、「国家責任」の解説の一部です。
「外交的保護」を含む「国家責任」の記事については、「国家責任」の概要を参照ください。
「外交的保護」の例文・使い方・用例・文例
- 外交的保護のページへのリンク