初速とは? わかりやすく解説

しょ‐そく【初速】

読み方:しょそく

物体動きはじめたときの最初速さ。「銃弾の—」


初速

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 15:30 UTC 版)

砲内弾道における初速(しょそく、英語: muzzle velocity)とは、弾丸が砲口を離脱するときの砲身に対する弾丸の相対速度であり[注 1]銃口速度ないし砲口速度ともいう[1][2][注 2]


注釈

  1. ^ 砲外弾道における初速(initial velocity)とは、砲口爆風の影響のなくなった地点における弾丸の対地速度に、爆風の影響を無視して、空気抵抗・重力・風による減速度分を加えて逆算した砲口位置の速度であり、実在しない仮の速度であって[1]、砲内弾道における初速とは異質のものである[2]
  2. ^ 砲の場合は「砲口」、銃の場合は「銃口」となるが、本項目では導入部以外においては「砲口」で統一する。
  3. ^ 弾丸速度が砲口で最も高いのは、ベースブリード (BB弾や噴進弾 (RAP) でも同様である。砲発射型のロケット弾は通常は砲弾とは呼ばれず、これらの説明とは異なり砲口を離れた後に加速する。
  4. ^ 仮に非常に長い砲身があれば、弾丸が砲口に向かって進むに伴い推進ガスの圧力は減少するので、やがては弾丸と砲身間の摩擦と空気の圧縮抵抗の和が、推進ガスの圧力と釣り合い、それより先では弾丸の速さは減少することになる。
  5. ^ 21世紀現在では、発射装薬には主にニトロセルロースが使用される。
  6. ^ 大口径の艦砲口径の38倍ないし50倍の砲身長を持つ。この口径/砲身長比率は、発射速度を最大にする。

出典

  1. ^ a b 防衛省 2009, p. 12.
  2. ^ a b 弾道学研究会 2012, p. 175.
  3. ^ 小林 2007[要ページ番号]


「初速」の続きの解説一覧

初速

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 07:39 UTC 版)

名詞

しょそく

  1. 初め速度

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