スタンダードモード
スタンダードモードとは、Windows3.1における動作モードの一つで、XMSドライバを利用して、実装されているプロテクトメモリをアクセス可能にし、最大16MBまでのメモリが使用できるモードのことである。
WindowsのVer.2まではターゲットのCPUが8086/8088だったため、640KBを超えるメモリはEMSでしか利用できなかった(リアルモードと言う)。しかし、80286 CPUがプロテクトモードを採用し、リニアな空間として1MBを超えるメモリアクセスを可能にしたため、Windows3.1は利用可能なXMSメモリを起動時に調べ、特に指定しない限りは、自動的にモードが切り替えられる。XMSが0.5MB以下の場合はリアルモード、2MB未満の場合はスタンダードモード、それ以上では386エンハンスモードで起動する。
なお、エンハンスドモードとは違い、スタンダードモードでは、仮想メモリと仮想86モードが利用できない。また、強制的にスタンダードモードに切り替える時は「win /s」とパラメータを付けて起動する仕組みとなっている。
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