pn接合半導体の場合とは? わかりやすく解説

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pn接合半導体の場合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 14:19 UTC 版)

光起電力効果」の記事における「pn接合半導体の場合」の解説

番号右図のものに適用するp型n型半導体接合すると、接合部付近では伝導電子正孔お互いに拡散して結びつく拡散電流生じる。 伝導電子正孔打ち消し合った結果接合部付近にこれらキャリア少な領域空乏層)が形成されるまた、伝導電子正孔それぞれn型p型領域へ引き戻そうとする内蔵電場(および内蔵電場に従ってキャリアが動くドリフト電流)が生まれる。 熱平衡状態においては拡散電流ドリフト電流釣り合いフェルミ準位一定となる。 ここで半導体禁制帯幅よりも大きなエネルギーを持つ光をpn接合照射し接合領域に於いて価電子帯電子が光を吸収すると、禁制帯越えて励起され伝導電子光電子)となり、その跡には正孔が残る(内部光電効果)。この光電子発生によってドリフト電流増大し熱平衡状態崩れる。空乏層形成されている内部電場によって、光電子n型半導体に、正孔p型半導体移動し起電力発生する。この起電力光起電力と言う。 ここでn型半導体p型半導体電極取り付けると、それぞれ負極正極となって直流電流外部取り出すことができる。

※この「pn接合半導体の場合」の解説は、「光起電力効果」の解説の一部です。
「pn接合半導体の場合」を含む「光起電力効果」の記事については、「光起電力効果」の概要を参照ください。

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