平行軸型AT
普通のATは遊星歯車を使用し、入力軸と出力軸は同軸であるが、遊星歯使用せず、MTと同じように各段位で入力軸の歯車と常時噛み合う歯車をカウンター軸にもち、各段位の締結用湿式クラッチをもつ2軸タイプのATをいう。ホンダが1968年からこのタイプを量産化し、当初は段位切替えを手動で行うセミATであったが、その後変速は自動化してフルATになった。例年ごろ、GMがサターン用にこのタイプを量産化、現在はホンダからV6エンジンと5速ATをセットで導入している。このタイプのメリットはMTとの共用化や、ギヤ比を各段位で独自に設定でき、ギヤの伝達効率が高いことにある。
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