障害物回避性能
走行中、進路上に生じた障害物を避け、その後、速やかに元の安定状態にもどれる性能をいう。障害物を素早く避けるための高い応答性と、その結果生じる急激なヨーイングやローリング、さらにはタイヤスリップを最小限に抑える高い安定性が求められる。試験方法は各種考案され、直進中のクルマの前面に障害物を放出したり、障害物の直前で回避方向を指示したりするものから、ダブルレーンチェンジのように、回避コースを規定するものがある。いずれの結果も人の応答特性と転技量に左右されるが、そのなかでレーンチェンジは、比較的クルマ主体の評価になり客性は高い。この方法は北欧でエルクテストとも呼ばれ、路上のヘラ鹿を回避する状況を模擬しているとされる。
参照 レーンチェンジ- 障害物回避性能のページへのリンク