ダブルレーンチェンジ
車線移行を2回連続して行うこと。2回目の移行は元の車線にもどる。障害物回避を模擬した代表的な試験方法である。パイロンなどでコースを規定し、最高通過車速で限界性能の高さを、規定車速で横加速度、ヨーレート、ロール角などのレベル、遅れ、収束性などを評価する。車線の移行幅と移行距離は、応答性重視か高速の安定性重視かなど目的に応じて設定できるが、通常、横滑りやロールの遅れが蓄積した後半が厳しくなる。クローズドループ試験のため運転者の技量に影響されやすく、コース幅の規制などが工夫される。現在、IS03888のほか、ドイツ自動車工業会、アメリカコンシュマーズユニオンのものなど多数公開されている。アクティブサスなどの運動制御システムは性能向上に効果がある。
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