ガイドライン
【定義】 「指針」。証拠を示すデータにもとづいて、複数の専門家の合議の結果、推奨する検査・治療などの対処法を公開したもの。発表主体としては政府機関(例:DHHS アメリカ保健福祉省)や、学会・私的な研究会(例:日本のHIV感染症治療研究会)などがある。ガイドラインに従えば、非専門家でも一定の成果をあげる治療をできる。またガイドラインから外れる治療法を選択する場合は、根拠を示す必要がある。しかし最終的には治療への承諾は患者が選択するもの。ガイドラインは個々の医師・患者の関係を越えるものではない。ガイドラインに「専門家に相談しなさい」と書いてあることもある。
【内容】 DHHSからは「思春期以上の成人のHIV感染症の治療」、「周産期の母子感染の予防」、「曝露後予防」、「日和見感染症の治療」のガイドラインが多数公開されている。日本では厚労省研究班の「抗HIV治療ガイドライン」やHIV治療研究会の「HIV感染症治療のてびき」が公開されている。新しい知見が増えると改訂される。
【URL】http://www.aidsinfo.nih.gov 、 www.hivjp.org http://www.acc.go.jp/kenkyu/guideline/2005guideline.pdf
《参照》 EBM、 HIV感染症の治療開始

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