flower rhapsodyとは? わかりやすく解説

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flower rhapsody

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 15:05 UTC 版)

『flower rhapsody』
さくらみこスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル cover corp.
(HOLO-012〈通常盤〉、
HOLOEC-031〈数量限定盤〉)
チャート最高順位
EANコード
EAN 4571646502020(通常盤)
EAN 4571646502037(数量限定盤)
ミュージックビデオ
【MV】 SUNAO / さくらみこ (official) - YouTube
【MV】 DAIDAIDAIファンタジスタ/さくらみこ(official) - YouTube
【MV】さくらんぼメッセージ / さくらみこ (official) - YouTube
【MV】にゃっはろーわーるど!!! / さくらみこ (official) - YouTube
【MV】1135 / さくらみこ (official) - YouTube
【MV】きゅんきゅんみこきゅんきゅん♡ / さくらみこ (official) - YouTube
【MV】イケ贄 / さくらみこ (official) - YouTube
【Animation MV】flower rhapsody / さくらみこ (official) - YouTube
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(フラワー ラプソディー)は、2024年9月25日に発売された、日本バーチャルYouTuberさくらみこの1枚目のアルバム[4]。同年7月21日にさくらが自身のYouTubeチャンネルにて行った動画配信にて、後述のライブ「さくらみこ1st Live “flower fantasista!”」の開催とともに発売が発表された[4]。発売元は、さくらが所属する事務所・ホロライブプロダクションを運営するcover corp.

概要

6年間の活動で見つけた「自分らしさ」と、寄り添ってくれたファンへの想いがコンセプトとなっており[3]、ハイテンションで高密度なサウンドを舞台にして、ファニーなヴォーカルが次から次へと表情を変えるアルバムとなっている[5]

制作は発表の2年前から行われていたが、ソロライブと同時に発表したいという思いから、ライブが叶わなかった2023年は既存曲を中心にEPとして発表を行い、正式にソロライブを開催することができるようになった2024年まで完成楽曲を温存し、リリースに至った。一曲一曲にメッセージやテーマ性が込められている[6]

収録曲

CDは通常盤・数量限定盤共通収録。

  1. SUNAO (5:54)
    「自分らしさがわからない自分」をコンセプトととした楽曲。さくらが学生時代に行ったカラオケ店で友人が歌っていたいきものがかりの「SAKURA」を好きになったことから配信でも度々歌うようになり、アルバム制作時に希望する作詞者として水野を挙げた。楽曲のコンセプトはさくら自ら企画書としているが、「素直」というテーマは水野がさくらの配信スタイルから感じ取ったものである。「SUNAO」とアルファベット表記としたのは、「SAKURA」などのいきものがかりの楽曲のファンであるというさくらとの繋がりを意識したものである[3]
    後述のライブのタイトル「さくらみこ1st Live “flower fantasista!”」も、同曲の歌詞から採用したものである[3]
  2. DAI DAI DAI ファンタジスタ (3:47)
    • 作詞・作曲・編曲:じん
    さくらの「アイドルっぽい曲」という依頼を受けたじんが、配信を見ていて最大の魅力であると感じ取った、さくらの「プランがない」配信スタイル、「自然体で取り組んでいる印象」を盛り込んだ作品となっている。さくらは、結果として当初のイメージからは乖離したものの、「明るいのに泣ける曲」になったと感想を述べている[7]
  3. さくらんぼメッセージ (3:11)
    バーチャルYouTuberになる前の自分をテーマにした楽曲で、コンプレックスであった自分の声が褒められたことが現在の配信に繋がるきっかけとなったエピソードを歌い上げている[6]
  4. にゃっはろーわーるど!!! (3:21)
    • 作詞・作曲・編曲:カルロス袴田(サイゼP)
    チャンネル登録者数200万人達成を記念して制作された楽曲で、2024年4月9日の登録者数200万人耐久配信で、200万人突破と同時に公開された。これまでの配信活動で生み出した数々の名(迷)言やコールがふんだんに盛り込まれた電波ソングとなっている[8]
  5. Sakura Day's (5:16)
  6. 1135 (3:38)
    • 作詞・作曲・編曲:Medansy
    毎日11時35分(いいみこ)に35P(ファン)が自主的に「みこち大好き」とXに投稿する習慣をテーマにした曲[6]。「チュッて ギュッて チャーミング」というフレーズが印象的に使用されている。MVでは、アイドルグループ・iLiFE!や、吉本興業所属のお笑い芸人のYouTubeチャンネル・ガーリィレコードのメンバー、さらにカバーCEO・谷郷元昭も登場する実写と3Dが融合した映像となっている[9]
  7. きゅんきゅんみこきゅんきゅん♡ (3:43)
    2024年3月5日の「さくらみこ生誕祭」で発表された。さくらの特徴的な声質で歌い上げるサビが印象的な楽曲となっている。キノシタのさくらの楽曲への参加は「マイネームイズエリート」以来5年ぶりとなる[10]
  8. あーゆーれでぃ (2:44)
  9. イケ贄 (3:45)
    さくらの着ぐるみであり、さくらから離れて活動することもある「みこだにぇー」に捧げる歌となっている。活動6周年記念日である2024年8月1日に行われた企画配信『やっちゃえみこち!!すぺしゃる番組』にて発表された。やしきんは「"にぇ"(さくらの語尾「ね」が転訛した口癖)という言葉は”ニェ”という響きになり、それは頭の中から離れず残りに残り続け、いつしか"贄"となりこのような楽曲が生まれるに至りました」と述べている[11]
  10. ライクとヘイト (3:44)
    • 作詞・作曲・編曲:真島ゆろ
    明るいアップテンポな楽曲が多い本アルバムにおいて、配信者の悲哀を歌った歌詞となっている[12]。配信活動を行う上で避けることができない否定的な声を挙げる人へのメッセージ楽曲となっている[6]
  11. Re:flection (3:45)
    • 作詞・作曲・編曲:40mP
    「ライクとヘイト」とは対照的に、「自分らしさ」を教えてくれたファンに向けたメッセージを楽曲である[6]
  12. flower rhapsody (4:08)
    本作の表題曲。前述の通り全ての曲に別個のテーマやコンセプトが込められているが、本作はアルバム制作開始前にソロライブに向けて作成していた楽曲のため、テーマやコンセプトは設定されておらず、本作を骨格としてアルバムが制作された。過去の自分と向き合うと同時に「これから」についても歌い上げている[13]

さくらみこ1st Live “flower fantasista!”

さくらみこ1st Live “flower fantasista!”
Sakura Miko 1st Live flower fantasista!
公演が行われた有明アリーナ
イベントの種類 音楽系イベント
通称・略称 flower fantasista!
開催時期 2024年10⽉26⽇
開催時間 18時 - 21時ごろ
会場 日本 有明アリーナ
主催 カバー株式会社
hololive production
hololive
有明アリーナへの交通アクセス
最寄駅 日本
新豊洲駅
有明テニスの森駅
直通バス
駐車場
公式サイト
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(さくらみこ ファースト ライブ フラワー ファンタジスタ、英語: Sakura Miko 1st Live flower fantasista!)は、2024年10⽉26⽇の18時から日本有明アリーナにて開催された、さくらみこの1回目のソロライブ[4]。主催はカバー株式会社、hololive production、hololiveで、公式ハッシュタグは「#咲き誇るみこち」である[4]

出演者

主演はさくらみこで、出演当初はふだんの配信にて使用している衣装、4曲目の「きゅんきゅんみこきゅんきゅん♡」の歌唱時以降は、本公演のために制作された桜色のドレスを着て出演した[14]。また、ゲストとして星街すいせいがアイドル衣装を着て出演した[14]

セットリスト

出典:[14]

楽曲の歌唱およびMCの進行は、11曲目の「シュガーラッシュ」、12曲目の「Stellar Stellar」、MC4はさくらみこと星街すいせい、それ以外の楽曲およびMCはさくらが担当した。

  1. アワーツリー
  2. 「にゃっはろーわーるど!!!」
    • MC1
  3. 「DAIDAIDAIファンタジスタ」
  4. 「きゅんきゅんみこきゅんきゅん♡」
    • MC2
  5. 「さくらんぼメッセージ」
  6. 「1135」
  7. 「Sakura Day's」
  8. 「イケ贄」
    • MC3
  9. 「ライクとヘイト」
  10. 「あーゆーれでぃ」
  11. シュガーラッシュ
    • MC4
  12. Stellar Stellar
  13. 「Re:flection」
  14. 「SUNAO」
    • MC5
  15. 「flower rhapsody」

エンディング

本公演の終了後には、以下の情報が発表された[14]

  1. 本公演とサービス・みるハコ by JOYSOUNDのコラボレーションの開催
  2. フィギュア「1/7スケールフィギュア さくらみこ 私服衣装ver.」の製作の決定
  3. さくらみこのオリジナルのノベルゲーム第2弾『にゃっはろーわーるど』の発売
  4. さくらとたい焼きチェーン店・鳴門鯛焼本舗のコラボレーションの第3弾の開催
  5. さくらが物語を手がけるオリジナルの絵本の製作の決定
  6. さくらと企業・シャープのコラボレーションの開催

Blu-ray Disc

『さくらみこ1st Live “flower fantasista!”』
さくらみこライブ・ビデオ
リリース
録音 2024年10⽉26⽇
日本 有明アリーナ
ジャンル J-POP
レーベル cover corp.
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(さくらみこ ファースト ライブ フラワー ファンタジスタ、英語: Sakura Miko 1st Live flower fantasista!)は、2025年5月2日の21時から受注販売が行われた、本公演の模様を収録したBlu-ray Disc[15]

脚注

出典

  1. ^ ORICON MUSIC RANKING Lab. - flower rhapsody”. ORICON MUSIC RANKING Lab.. 2024年11月17日閲覧。
  2. ^ mora 週間アニソンランキング(2024年09月23日~2024年09月29日)”. mora (2024年10月1日). 2024年11月17日閲覧。
  3. ^ a b c d 【ホロライブ】さくらみこ×水野良樹(いきものがかり/HIROBA)の対談がエモい。6年間の活動で“自分らしさ”を見つけたみこちを表現した楽曲『SUNAO』を深堀り【3連続インタビューVol.1】”. ファミ通.com (2024年10月15日). 2024年11月17日閲覧。
  4. ^ a b c d 猫塚きてぃ「【ホロライブ】さくらみこ1stアルバム発売&ソロライブ開催決定。じんが作詞・作編曲を手掛ける『DAI DAI DAI ファンタジスタ』が先行リリース。発表配信は同接17万人を突破【エリート】」『ファミ通.com』2024年7月21日。2025年5月22日閲覧。
  5. ^ 澤田大輔 (2024年10月21日). “さくらみこ『flower rhapsody』ファニーな歌声が次から次へと表情を変えて転げ回る 水野良樹らが参加した初の全国流通盤”. Mikiki by Tower Records. 2024年11月17日閲覧。
  6. ^ a b c d e さくらみこ=ホロライブのエリート巫女アイドルVTuberが語る〈素直がいちばん〉な1stアルバム『flower rhapsody』”. Mikiki by Tower Records (2024年9月26日). 2024年11月17日閲覧。
  7. ^ 【ホロライブ】さくらみこ×じん対談。みこちの“いい意味でプランのないところ”を再現した曲『DAI DAI DAI ファンタジスタ』をがっつり語る【3連続インタビューVol.2】”. ファミ通.com (2024年10月20日). 2024年11月17日閲覧。
  8. ^ さくらみこ、登録者数200万人記念しカルロス袴田による新曲「にゃっはろーわーるど!!!」リリース”. リアルサウンド (2024年4月10日). 2024年11月17日閲覧。
  9. ^ ホロライブさくらみこ、新曲「1135」MV公開 カバー代表YAGOOらゲスト出演”. KAI-YOU.net (2024年10月29日). 2024年11月17日閲覧。
  10. ^ さくらみこ、ボカロP キノシタによる新曲「きゅんきゅんみこきゅんきゅん♡」配信 3カ月連続リリースも”. リアルサウンド (2024年3月6日). 2024年11月17日閲覧。
  11. ^ ホロライブのさくらみこ、新曲「イケ贄」は“みこだにぇーに捧げる唄””. ビルボード・ジャパン (2024年8月1日). 2024年11月17日閲覧。
  12. ^ 荻原梓 (2024年10月5日). “三枝明那・さくらみこ、VTuber音楽の勢いを象徴 チャート上位を賑わす個性溢れる楽曲の強み”. リアルサウンド. 2024年11月17日閲覧。
  13. ^ 【ホロライブ】さくらみこ×堀江晶太×神田ジョン対談。アルバム表題曲『flower rhapsody』はみこちの軌跡や“過去の自分に伝えたい言葉”をギュッと詰め込んだ曲【3連続インタビューVol.3】”. ファミ通.com (2024年10月25日). 2024年11月17日閲覧。
  14. ^ a b c d 武藤先輩、猫塚きてぃ「さくらみこさんのエリートなライブで会場中に満開の笑顔が咲き誇る! 念願の1stライブ“flower fantasista!”で魅せたエリート巫女アイドルの姿」『ファミ通.com』2024年10月28日。2025年5月22日閲覧。
  15. ^ 「さくらみこ」自身初のソロライブBlu-rayが、本日より受注受付開始!”. さくらみこ1st Live “flower fantasista!” (2025年5月2日). 2025年5月22日閲覧。

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