排気量
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2019年8月) |

排気量(はいきりょう、英: displacement)とは、基本的には、内燃機関で気筒内のピストンが一番下の位置から一番上の位置まで移動するときに排出される気体の、概念上の体積。単位は、正式には通常立方センチメートル (cm³) であるが、世界の多くの地域で日常的には「cc」(シーシー)が用いられ、慣習的にリットル(L)を用いる場合もあり、アメリカなどでは立方インチを使用するケースもある。エンジンの性能指標のひとつとして使われる。
排気量とはいうが、実際に排出される気体の物理的な体積で計測しているのではなく、後述する通り、「行程容積」とシリンダー(気筒)数との積で概念的に算出しており、表現としては一般的ではないが「総気筒容量」のことである。燃焼室の容量は加味しない。したがって当然のことながら、実際の物理的な排気の体積量は、行程容積とシリンダー(気筒)数との積を上回る。
一般には排気量が大きくなるにしたがって、単位時間あたりの燃焼する燃料が多くなるため、エンジンのトルクおよび出力は増加する傾向にあり、反対に燃費は悪化する傾向がある。ただし、エンジン設計の巧拙の差、機械損失(主に摩擦)やパワーバンドにもより、小排気量エンジンが必ずしも低燃費であるわけではない。
概説
エンジンのシリンダー内でピストンが上下する範囲の体積を行程容積といい、この値とシリンダー(気筒)数との積が総排気量となる。内径 (ボア) をd (mm)、行程 (ストローク→ピストンが動く距離) をS (mm)、気筒数をNとした場合、エンジンの総排気量Dは次式で表される。
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