シンデレラ効果
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シンデレラ効果(シンデレラこうか、英語: Cinderella effect)とは「遺伝親よりも継親において児童虐待が起きやすい」といった一般的な傾向である。シンデレラという童話で、物語中でシンデレラが継親にいじめられていたことに由来する[1]。
概要
動物界において、例えばハヌマンラングールというサルは子殺しを行うことが確認されている。乳児がいる間、母親は発情しないので、よそからきたオスが前のオスの子である子である赤子を殺すことによってメスを再発情させ、自分の子孫を残そうとする。メスは授乳中排卵が止まるため、乳児を取り除くことによって、メスの再発情を促すことができる。このような子殺しは他の霊長類やライオンにおいても起こる[2]。
同様に、ヒトにおいても血縁淘汰理論によれば継子は実子よりも親から虐待を受ける可能性が高いことが予想される。
典型的なケースでは、子を持つ夫婦において赤ん坊を引き取った母親が再婚し、相手の男性が継子に虐待を行い、母親もそのような暴力・ネグレクトに関与、黙認をするというケースである。連れ子のいる女性と結婚した男性は、妻に関心を持ってもらいたいが、自分と血縁がない上に世話のかかる赤ん坊がそれを妨げるため、虐待が起こる。男性においては継子は血縁を持たない上に責任を持たない存在として現れ、愛情を注ぐことができず虐待が起こり母親も自らの有限の時間を赤ん坊と再婚相手の両方に投資することはできないため、悪い方向に転んだ場合において虐待が起こる。最悪の場合、子の死亡にもつながることがある。
データ
1974年から1983年のカナダのデータでは同居する継親による子殺し率は両親とも実の親である場合よりもはるかに高いことが示された。他の研究でも父親による未就学児に対する殴打死の発生率は継親が遺伝親の124倍になるとカナダのデータで示された。また、母親の実子しかいない家庭よりも、実子以外が含まれる家庭の方が食費が相対的に少ないということがアメリカや南アフリカのデータにより明らかにされている[1]。
脚注
出典
参考文献
- 長谷川寿一、長谷川眞理子、大槻久『進化と人間行動 第2版』東京大学出版、2022年4月20日。ISBN 978-4-13-062230-1。
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