空洞共振
壁で囲まれた空間を空洞と呼ぴ、そのなかの媒質が振動状態にあるとき、その空間の幾何学的な特性によって決まる、特定の周波数で共振が起こること。空洞共鳴ともいい、小さい音、振動入力でも大きい音圧となる。共振状態では空洞内には定在波、すなわち、音の振幅の腹と節の位置が動かない音圧分布となる。自動車の車室内も空洞を形成しており、室内寸法で決まる特定周波数の音、振動入力で空洞共振が起こる。エンジン振動、吸・排気音、路面刺激などで空洞共振が誘起され、こもり音やロードノイズとして問題となる。定在波のため刺激周波数、すなわちエンジン回転数などによっては後席のみで聞こえるケースもある。
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