空気伝播音
空気によって伝達される音。固体伝播音とともに、音の伝播経路を区別して用いる用語である。車内騒音における空気伝播音としては、車体パネルや内装材、隙間を通して入るエンジン音、排気音、ギヤ音、ファン音、風騒音などがある(エンジン音、ギヤ音は固体伝播音としても大きい勢力がある)。空気伝播昔、固体伝播音は、音源から人の耳に達する過程に違いがあるが、最終的に人の耳に達するときはいずれも空気伝播音であり、音としての計測、評価の機器、方法に違いはない。空気伝播音の低減には、音源対策に加えて、パネル制振、遮音、吸音などが対策手段となるが、隙間は小さくても遮音性能を大きく阻害するので、きめ細かい対策が必要とされる。
反対語 団体伝播音参照 エンジン騒音、吸音、遮音、制振、排気騒音
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