吸収エネルギー
自動車が衝突によって吸収されるエネルギーは、車体が破損することで熱エネルギーとして変化するぶんに等しい。自動車同士の衝突では、衝突前にもっていた運動エネルギーは車体の破損によって吸収されたエネルギー、そして両車両が移動によって消耗したエネルギーとに変化する。すなわち吸収エネルギーは運動エネルギーが熱エネルギーに変わり、大気に熱として放出したことを意味する。物理的には、1kcal=427kgfm、1kwh=860kcalであるため、車両重量が1500kgfの車両が100km/hの速度で固定壁に衝突した場合、車体の破損による吸収エネルギーは発熱量換算で138kcalとなる。制動による停止の場合でも同じ熱量がブレーキ関係で発生する。
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