吸排気損失
エンジンは圧力の低い吸気系から新気を吸い込み、圧力の高い排気系へ燃焼ずみのガスを送り出す。この間にエンジンは吸排気のために仕事をしたことになる。圧力と体積の積は仕事量であり、エンジンが発生するべき出力の一部を吸排気のために失う。圧力が低い吸気系から吸い込んだ新気を、圧力の高い排気系に捨てることをポンプ損失という。また、排気は温度が高く、圧力と流量との積に比例するエネルギー(エンタルピー)があり、これも捨てることになり、とくに排気損失という。
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