VxD、WDMとWindows 98
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 14:08 UTC 版)
「Windows Driver Model」の記事における「VxD、WDMとWindows 98」の解説
Windows 98系OS (98, 98SE, Me) は、WDMとVxDの両標準をサポートしている。これらは同じハードウェアに対して異なる機能を提供するが、Windows Me登場以降の世代のハードウェアではWDMの方が機能が豊富なものがあった。例えば、TVチューナーカードをVxDドライバーで使うと画像の解像度が384×288ピクセルだったものが、同じカードをWDMドライバーで使うと768×576ピクセルが可能となることがある。これは、WDMの一部であるBroadcast Driver Architecture(英語版)による改善[要出典]である。 しかし、改良された機能を使用するにはハードウェアベンダーの努力が不可欠である。古いハードウェアではVxDドライバーでは持っていた機能の一部が、WDMドライバーには提供されずに開発が終了されたものも多い[要出典]。また、Windows 9x系のWDMはNtkern.vxdという一種のVxDドライバーがNTカーネルをエミュレートする形であったため、逆にパフォーマンスや安定性で不利になることもあった。
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