Video 2000
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 06:44 UTC 版)
「ルー・オッテンス」の記事における「Video 2000」の解説
就任して最初の年にこの部門は、「Video 2000」と呼ばれる、従来のビデオカセット・レコーダーに代わる新技術の開発を始めた。この新しいビデオカセット・システムは、グルンディッヒとの共同開発だった。両社は別々の様式でこのレコーダーを販売し、オッテンスはフィリップス版の責任者だった。 製品の販売開始直後から、オッテンスは多くの技術的な問題に直面することになった。販売開始から2-3ヶ月にうちに過半数の製品が修理のためにフィリップスへ戻された。それだけでなく、フィリップス版の製造コストは他社製品に比較してやや割高だった。 オッテンスの指揮のもと、新しい駆動部を備えた改良版が開発された。これはよりコンパクトで信頼性も高く、動作の開始・終了も素早くなった。場所をとらず、重量も軽く、以前は無かったSCART端子が付いていた。改良はさらに続き、1984年には信頼性のあるステレオ・サウンドを備えるようになった。 同じく1984年にオッテンスはその工場で、殆ど Video 2000 とそっくりな VHS 機を製造するようにした。この VHS 機は、普及に結局失敗して1985年には正式に終止符が打たれた Video 2000 を最終的に置き換えることになった。
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