Vectis-Sシリーズ(旧ミノルタ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 21:24 UTC 版)
「アドバンストフォトシステム」の記事における「Vectis-Sシリーズ(旧ミノルタ)」の解説
APSフォーマットに最適化させたという新規設計のVマウントを採用。そのためレンズもかなり小型化されている。また、本体・レンズ・ストロボを含むシステム全体がJIS保護等級2級(水しぶき程度の防水)の防水性能を持っている。初号機のS-1は当時の35mm中級機α-303Si相当で、後に普及機のS-100が追加された。外見的には共通したデザインで、プリズムの代わりにミラーを用いたリレー光学系ファインダーのために軍艦部がフラットなのが特徴である。交換レンズは前述の理由から、35mm用レンズを使えるキヤノンやニコンに比べて(特に大口径レンズの)ラインナップが限られるが、世界でも唯一のAF反射望遠レンズを持っていた。ミノルタはこの規格をデジタルとの共用規格にしようとしていた節があり、実際に製品も発売されていたが、デジタルカメラが発展途上のうちに肝心のAPS市場のほうが縮小してしまったため、Dimage RD3000が最初で最後の製品となった。
※この「Vectis-Sシリーズ(旧ミノルタ)」の解説は、「アドバンストフォトシステム」の解説の一部です。
「Vectis-Sシリーズ(旧ミノルタ)」を含む「アドバンストフォトシステム」の記事については、「アドバンストフォトシステム」の概要を参照ください。
- Vectis-Sシリーズのページへのリンク