VUメーターの特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 23:51 UTC 版)
VUメーターは、定義では特性インピーダンス600Ωの音声周波信号を扱う伝送路において、音声信号のレベルを、新たに設けたVU(Volume Unit)という単位で指示するための音量計である。VUは、以下のようになる。 目盛りに対する指示と許容差目盛り表記(VU)入力電圧(dBm)許容差(db)-20 -16 - -10 -6 ±0.6 -7 -3 ±0.5 -5 -1 ±0.4 -3 +1 ±0.3 -2 +2 ±0.2 -1 +3 0 +4 +1 +5 +2 +6 +3 +7 VUメーターは、全波整流器付きの電圧計、特性インピーダンスが一定になるような可変アッテネーター、外部直列抵抗の3つの構成要素から作られている。 VUメーターの特性インピーダンスは7500Ω±3%が望ましい。 VUメーターの指示範囲は-20VUから+3VUである。無信号のあと、0VUにあたる1KHz正弦波信号を入力した場合、針が0VUの99%の点を通過するまでの時間は300ms、誤差±30msである。針は必ず0VUの点を超え、最低でも1%を超え、しかし最高でも1.5%に達しないオーバーシュートを発生する。戻り時間は応答速度と大きく違わないこととする。
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