VTuber学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/30 00:28 UTC 版)
VTuber学 | ||
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編集者 | 岡本健 山野弘樹 吉川慧 |
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著者 | 広田稔 吉川慧 草野虹 バーチャル美少女ねむ 岡本健 関根麻里恵 リュドミラ・ブレディキナ 池山草馬 山野弘樹 篠崎大河 富山豊 松本大輝 本間裕之 宇野颯樹 船富未来 高倉暁大 |
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発行日 | 2024年8月28日 | |
発行元 | 岩波書店 | |
ジャンル | バーチャルYouTuber | |
国 | ![]() |
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言語 | 日本語 | |
ページ数 | 348 | |
コード | ISBN 978-4000616539 | |
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『VTuber学』(ブイチューバーがく)は、岡本健、山野弘樹、吉川慧が編集した、バーチャルYouTuberを扱った総合的な学術書籍。岩波書店から2024年8月28日に発売された。
概要
VTuberに関して16人が寄稿しており、哲学の視点からの論考や、バーチャル美少女ねむの実体験に基づく解説が収められている[1]。様々な執筆者が各々の視点から執筆することによって、VTuberの全体像を描き出すことを試みている[2]。歴史、ビジネスモデル、エンターテインメント性、研究の方法論、文化的背景などが扱われている[3]。表紙にはキズナアイが描かれている[4]。
カバー代表者の谷郷元昭や、Brave group代表者のインタビューが収録されている[5]。
2024年9月14日にYouTube Liveで発売記念ライブが配信された[6]。
反応
本書は発売されて2週間経たずに第3刷の重版が決定した。岩波書店によると、学術書としては異例の速度だといい、2024年9月1日には「メディアと社会」「社会一般関連書籍」「情報社会」のカテゴリーでAmazon売れ筋ランキング1位となった。書籍全体のランキングでは43位だった[7]。
参考文献
- ^ “VTuberの盛り上がり考察 アバターの力で「別人格」に”. 日本経済新聞社 (2024年12月20日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “「VTuber学」編著・岡本健さんインタビュー 歴史・哲学・ビジネス…研究することで見えてくる”. 好書好日 (2024年11月13日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “「VTuber」はどこへ向かう? 急成長の背景とIPビジネスの可能性”. 三菱電機 (2024年11月13日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “書籍『VTuber学』にカバー、Brave group代表へのインタビュー収録 表紙はキズナアイ”. カイユウ (2024年7月29日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ a b ““VTuber”を学問する書籍『VTuber学』発売2週間足らずで早くも第3刷の重版が決定。文化や芸能へ深い造詣を持つホロライブ・儒烏風亭らでんさんの推薦でも話題となり、Amazon売れ筋ランキングで3冠を獲得”. 電ファミニコゲーマー (2024年9月10日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “岩波書店「VTuber学」8/28発売、表紙にキズナアイ、カバー谷郷氏、Activ8大坂氏、Brave野口氏のインタビューも”. パノラプロ (2024年7月29日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “儒烏風亭らでんの推薦図書『VTuber学』が話題 学術書としては“異例の速度”で第3刷の重版出来”. リアルサウンド (2024年9月11日). 2025年8月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- VTuber学のページへのリンク