VTuberの哲学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/30 00:24 UTC 版)
VTuberの哲学 | ||
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著者 | 山野弘樹 | |
発行日 | 2024年3月21日 | |
発行元 | 春秋社 | |
ジャンル | 哲学、バーチャルYouTuber | |
国 | ![]() |
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言語 | 日本語 | |
ページ数 | 306 | |
コード | ISBN 978-4-39-333405-8 | |
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『VTuberの哲学』(ブイチューバーのてつがく)は、山野弘樹が著し、2024年3月21日に春秋社から出版された書籍。
内容
実在の人物ともアニメのキャラクターとも違うバーチャルYouTuberの「存在の不思議さ」について学術的に考察している[1]。
3桁に及ぶバーチャルYouTuberの実例を議論で扱っており[2]、宝鐘マリンと戌神ころねの入れ替わり、おめがシスターズの「部位チューバー」、甲賀流忍者!ぽんぽことピーナッツくんの着ぐるみ、キズナアイの分人概念、HIKAKINのVTuber化などが取り上げられている。このような事例を、「VTuberは演者にも虚構のキャラクターにも還元されない」という非還元主義の立場から分析している[3]。
本書と『VTuber学』の出版時期が近かったこともあり、『VTuber学』に寄稿した篠崎大河、富山豊、松本大輝、本間裕之からフィードバックを受けている[4]。
参考文献
- ^ “フィクションか実在か、Vチューバーの存在とは 研究者の山野弘樹さんが出版”. 朝日新聞 (2024年7月10日). 2025年8月30日閲覧。
- ^ “最新の文化である「VTuber」現象を読み解く――『VTuberの哲学』下”. 好書好日 (2024年5月9日). 2025年8月30日閲覧。
- ^ “書籍『VTuberの哲学』刊行 「VTuberとはいかなる存在か」を問う意欲作”. カイユウ (2024年3月8日). 2025年8月30日閲覧。
- ^ “研究者たちがVTuberを“本気で学問する”理由 岡本健×山野弘樹が語り合う、『VTuber学』刊行の裏側”. リアルサウンド (2024年10月19日). 2025年8月30日閲覧。
外部リンク
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