Unified Process と UML への統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/02 14:17 UTC 版)
「オブジェクト指向ソフトウェア工学」の記事における「Unified Process と UML への統合」の解説
現在ではOOSEは、 モデル図の記法は、オブジェクトモデル化技法 (OMT) とBooch法を含む他の多くのオブジェクト指向開発方法論とともに、Object Management Group (OMG) のもとでUML (Unified Modeling Language; 統一モデリング言語) に統合され、 開発手法は、OMTとBooch法とともに、イヴァー・ヤコブソンが当時在籍していた Rational Software 社のもとで Unified Process (UP) に統合された。 OOSEで使う概念群と記法は、UMLに多く取り込まれた。 UMLの策定と Unified Process の開発においては、Rational Software 社 に在籍していたグラディ・ブーチ、ジェームズ・ランボー、イヴァー・ヤコブソン (この3人はスリーアミーゴスと呼ばれる) などの人々が、大きな役割を果たした。 OOSEのツールは、現在ではUMLとRUPをサポートするツールが取って代わっている。 Rational Software 社は、Unified Process (UP) をもとにしてラショナル統一プロセス (RUP; Rational Unified Process) を開発した。 なお Rational Software 社は、2003年にIBM社に買収された。 IBM社は現在、UMLとRUPによるソリューションを、Rational のブランドで提供している。
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