トゥルビネ級駆逐艦とは? わかりやすく解説

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トゥルビネ級駆逐艦

(Turbine-class destroyer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/07 13:41 UTC 版)

トゥルビネ級駆逐艦
基本情報
艦種 駆逐艦
就役期間 1927年8月27日−1944年9月16日
前級 サウロ級駆逐艦
次級 ダルド級駆逐艦 第一グループ
要目
基準排水量 1,070トン
常備排水量 1,560トン
満載排水量 1,715t
全長 93.2m
最大幅 9.2m
吃水 3.9m
機関方式 ギアードタービン3缶2基 2軸推進
出力 40,000hp
速力 36ノット
航続距離 3,200海里(14ノット)
乗員 145人
兵装
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トゥルビネ級駆逐艦 (Cacciatorpediniere Classe Turbine) は、イタリア王立海軍駆逐艦。8隻が建造された。

対空火力の不足を補うため、就役後に13.2mm機銃が追加されているが、第二次世界大戦前は顕著な活躍は見られなかった。

第二次世界大戦が勃発するとトブルクを拠点として機雷の敷設、タラントからの補給に用いられた。イタリアが枢軸国として参戦する間にトゥルビネ、エウロを除く6隻は連合国軍との交戦によって失われた。この間の1940年6月16日、トゥルビネがイギリス海軍の潜水艦オルフェウスを撃沈している。

1943年9月11日の停戦後にトゥルビネがドイツ海軍により接収され水雷艇TA14として再就役し、エウロは連合国軍の支援に用いられた。その後エウロはドイツに、トゥルビネが連合国にそれぞれ空襲により撃沈され、トゥルビネ級駆逐艦は8隻全てが第二次世界大戦において失われることとなった。

同型艦

艦名 由来 就役 戦没
トゥルビネ (Turbine 旋風 1927年8月27日 1944年9月16日
アクィローネAquilone 北風 1927年12月3日 1940年9月17日
ボーレアBorea 北風 1927年11月14日 1940年9月17日
エスペロEspero 西風 1928年4月30日 1940年6月28日
エウロ (Euro 南東の風 1927年12月22日 1943年10月1日
ネンボNembo 雨雲 1927年11月14日 1940年7月20日
オストロOstro 南風 1928年6月9日 1940年7月20日
ゼッフィロZeffiro 西風 1928年5月15日 1940年7月5日

関連項目

外部リンク




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