ティミ・ザイツ

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ティミ・ザイツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/04/04 02:16 UTC 版)

ティミ・ザイツ
基本情報
フルネーム	Timi Zajc
誕生日	(2000-04-26) 2000年4月26日（24歳）
出身地	スロベニア リュブノ
選手情報
クラブ	SSK Ljubno BTC
最高記録	245.0m
ワールドカップ
シーズン	2017年–
優勝回数	5回
他の表彰台	10回
表彰台獲得数	15回
獲得メダル 男子 スキージャンプ オリンピック 金 2022 北京 混合団体NH 銀 2022 北京 男子団体LH 世界選手権 金 2023 プラニツァ 個人LH 金 2023 プラニツァ 男子団体LH 金 2025 トロンハイム 男子団体LH 銅 2023 プラニツァ 混合団体LH フライング世界選手権 金 2022 ヴィケルスン 団体 金 2024 バート・ミッテルンドルフ 団体 銀 2022 ヴィケルスン 個人 銅 2024 バート・ミッテルンドルフ 個人
最終更新日:2025年4月3日
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ティミ・ザイツ(Timi Zajc、2000年4月26日-)はスロベニアのスキージャンプ選手である。北京オリンピック、 ノルディックスキー世界選手権およびスキーフライング世界選手権個人・団体のメダリスト。

経歴

FISカップのデビューは2013年夏のフィラッハ大会で、69位とポイントを獲得できなかった。翌年夏の同地の大会で6位とポイント獲得。コンチネンタルカップのデビューは2016年2月のプラニツァ大会で2日ともポイントを獲得できなかったが、2017年1月のビショフスホーフェン大会1日目で17位に入りポイントを獲得した。

ワールドカップデビューは2017/18シーズンの開幕戦・ヴィスワ大会で、予選17位、団体戦6位のメンバーとなったが、個人戦では失格、ニジニタギル大会で予選28位、本戦12位となりこの年次の最高順位でポイントを獲得した。最終的には88ポイント、総合32位でシーズンを終えた。平昌オリンピックでは個人ノーマルヒルに出場し、33位であった。

2018/19シーズンはワールドカップ開幕戦よりほぼフル参戦し、札幌大会2日目で2位となり初表彰台を獲得し、翌週のオーベルストドルフのフライング大会1日目で初優勝し、総合9位となった。世界選手権ゼーフェルト大会に出場し、個人ラージヒル10位、男子団体6位、個人ノーマルヒル50位であった。

2019/20シーズンはサマーグランプリで2度の優勝があったものの、ワールドカップでは予選落ちから4度の表彰台までとやや不安定な成績で、総合14位となった。

2020/21シーズンはフライング世界選手権プラニツァ大会でのコーチ批判により^[1]一時代表を外され、ワールドカップは総合46位で終えた。このコーチ批判は、コーチの辞任につながった^[2]。

2021/22シーズンはワールドカップにフル参戦し、オーベルストドルフのフライング大会1日目で2回目の優勝を果たし、3位2回、総合8位であった。北京オリンピックでは、個人ノーマルヒルは9位、混合団体ノーマルヒル金メダル、個人ラージヒル6位、男子団体ラージヒル銀メダルのメンバーとなり、フライング世界選手権ヴィケルスン大会は個人銀メダル、団体金メダルのメンバーとなるなど、飛躍の年となった。

2022/23シーズンはフライングで行われたワールドカップクルム大会で2位に入るなどし、自国開催となった世界選手権プラニツァ大会は、個人ノーマルヒル10位、混合団体ノーマルヒル銅メダル、個人ラージヒルおよび団体ラージヒルは金メダルと活躍した。

2023/24シーズンはワールドカップフライングオーベストドルフ大会で優勝するなど、総合16位であった。フライング世界選手権バート・ミッテルンドルフ大会では個人3位、団体金メダルのメンバーとなった。

2024/25シーズンはワールドカップでは1勝、2位1回であった。世界選手権は、個人競技は30位以内に残れなかったが、男子団体ラージヒルは金メダルのメンバーとなった。

主な競技成績

オリンピック

• 2018年平昌オリンピック ( 韓国)
  • 個人ノーマルヒル 33位
• 2022年北京オリンピック ( 中国)
  • 個人ノーマルヒル 9位
  • 混合団体ノーマルヒル 1位
  • 個人ラージヒル 6位
  • 男子団体ラージヒル 2位

世界選手権

• 2019年ゼーフェルト大会 ( オーストリア)
  • 個人ラージヒル 10位
  • 男子団体ラージヒル 6位
  • 個人ノーマルヒル 50位
• 2023年プラニツァ大会 ( スロベニア)
  • 個人ノーマルヒル 10位
  • 混合団体ノーマルヒル 3位
  • 個人ラージヒル 1位
  • 男子団体ラージヒル 1位
• 2025年トロンハイム大会（ ノルウェー）
  • 個人ノーマルヒル 37位
  • 個人ラージヒル 45位
  • 男子団体ラージヒル 1位

フライング世界選手権

• 2020年プラニツァ大会( スロベニア)
  • 個人 30位
• 2022年ヴィケルスン大会( ノルウェー)
  • 個人 2位
  • 団体 1位
• 2024年バート・ミッテルンドルフ大会( オーストリア)
  • 個人 3位
  • 団体 1位

ワールドカップ

• 通算 1位5回、2位4回、3位6回（2024/25シーズンまで）

シーズン	順位	ポイント
2017/18	32.	88
2018/19	9.	833
2019/20	14.	544
2020/21	46.	60
2021/22	8.	711
2022/23	8.	853
2023/24	16.	640
2024/25	16.	572

サマーグランプリ

• 通算 1位2回、2位1回（2024シーズンまで）

シーズン	順位	ポイント
2018	13.	142
2019	3.	268
2020	9.	50
2021	49.	28
2022	25.	58
2023	74.	11
2024	24.	110

脚注

[脚注の使い方]

1. ^ “Timi Zajc schießt öffentlich gegen slowenischen Nationaltrainer”. https://www.skispringen.com//. 2023年3月6日閲覧。
2. ^ “Nach öffentlicher Kritik: Gorazd Bertoncelj tritt als slowenischer Cheftrainer zurück”. https://www.skispringen.com//. 2023年3月6日閲覧。

外部リンク

• ティミ・ザイツ - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）

典拠管理データベース
全般	VIAF
国立図書館	ポーランド

表 話 編 歴 ノルディックスキー世界選手権スキージャンプ競技金メダリスト - 男子個人ラージヒル
1925: ウィレン・ディック 1926: ヤコブ・チューリン・タムス 1927: トーレ・エドマン 1929: シグムント・ルート 1930: グンナル・アンデシェン 1931: ビルゲル・ルート 1933: マルセル・レイモンド 1934: クリスティアン・ヨハンソン 1935: ビルゲル・ルート 1937: ビルゲル・ルート 1938: アスビョルン・ルート 1939: ヨーゼフ・ブラドル 中断 1950: ハンス・ビョルンスタット 1954: マッティ・ピエティカイネン 1958: ユハニ・カルキネン 1962: ヘルムート・レクナゲル 1966: ビョルン・ヴィルコラ 1970: ガリイ・ナパルコフ 1974: ハンス＝ゲオルク・アッシェンバッハ 1978: タピオ・ライサネン 1982: マッチ・ニッカネン 1985: ペール・ベルゲルード 1987: アンドレアス・フェルダー 1989: ヤリ・プイッコネン 1991: フランチ・ペテク 1993: エスペン・ブレーデセン 1995: トミー・インゲブリクトセン 1997: 原田雅彦 1999: マルティン・シュミット 2001: マルティン・シュミット 2003: アダム・マリシュ 2005: ヤンネ・アホネン 2007: シモン・アマン 2009: アンドレアス・キュッテル 2011: グレゴア・シュリーレンツァウアー 2013: カミル・ストッフ 2015: ゼヴェリン・フロイント 2017: シュテファン・クラフト 2019: マルクス・アイゼンビヒラー 2021: シュテファン・クラフト 2023: ティミ・ザイツ 20253: ドメン・プレヴツ
男子個人NH 男子団体NH 男子団体LH 女子個人NH 女子個人LH 女子団体NH 混合団体NH 混合団体LH

表 話 編 歴 ノルディックスキー世界選手権スキージャンプ競技金メダリスト - 男子団体ラージヒル
1982: セトレ ベルゲルード ブレムセット ハンソン 1984: プセニウス コッコネン プイッコネン ニッカネン 1985: ユリプリ コッコネン ニッカネン プイッコネン 1987: ニッカネン ニッコラ ユリプリ スオルサ 1989: ニッコラ プイッコネン ニッカネン ラーコネン 1991: クッティン フェットーリ ホルンガッハー フェルダー 1993: ミルバッケン ブレンドリエン ベルク ブレーデセン 1995: ソイニネン アホネン ライティネン ニッコラ 1997: ニッコラ ソイニネン ライティネン アホネン 1999: ハンナバルト ドゥッフナー トーマ シュミット 2001: ハンナバルト ウアマン ヘル シュミット 2003: アホネン キウル ラッピ ハウタマキ 2005: ロイツル ビドヘルツル モルゲンシュテルン ヘルバルト 2007: ロイツル シュリーレンツァウアー コフラー モルゲンシュテルン 2009: ロイツル コッホ モルゲンシュテルン シュリーレンツァウアー 2011: シュリーレンツァウアー コッホ コフラー モルゲンシュテルン 2013: ロイツル フェットナー モルゲンシュテルン シュリーレンツァウアー 2015: バーダル ヤコブセン ファンネメル ヴェルタ 2017: ジワ クバッキ コット ストッフ 2019: ガイガー フライターク ライエ（ドイツ語版） アイゼンビヒラー 2021: パシュケ（ドイツ語版） フロイント アイゼンビヒラー ガイガー 2023: コス（英語版） イェラル（英語版） ザイツ ラニシェク 2025: コス（英語版） プレヴツ ザイツ ラニシェク
男子個人NH 男子個人LH 男子団体NH 女子個人NH 女子個人LH 女子団体NH 混合団体NH 混合団体LH

表 話 編 歴 スキーフライング世界選手権金メダリスト
個人	1972: ヴァルター・シュタイナー 1973: ハンス＝ゲオルク・アッシェンバッハ 1975: カレル・コデシュカ 1977: ヴァルター・シュタイナー 1979: アルミン・コグラー 1981: ヤリ・プイッコネン 1983: クラウス・オストヴァルト 1985: マッチ・ニッカネン 1986: アンドレアス・フェルダー 1988: オーレ・グンナル・フィディエステール 1990: ディーター・トーマ 1992: 葛西紀明 1994: ヤロスラフ・サカラ 1996: アンドレアス・ゴルトベルガー 1998: 船木和喜 2000: スヴェン・ハンナバルト 2002: スヴェン・ハンナバルト 2004: ロアル・ヨケルソイ 2006: ロアル・ヨケルソイ 2008: グレゴア・シュリーレンツァウアー 2010: シモン・アマン 2012: ロベルト・クラニエッツ 2014: ゼヴェリン・フロイント 2016: ペテル・プレヴツ 2018: ダニエル＝アンドレ・タンデ 2020: カール・ガイガー 2022: マリウス・リンヴィク 2024: シュテファン・クラフト
団体	2004: ヨケルソイ ペテルセン ロメレン インゲブリクトセン 2006: ロメレン ビステル インゲブリクトセン ヨケルソイ 2008: コッホ モルゲンシュテルン コフラー シュリーレンツァウアー 2010: ロイツル モルゲンシュテルン コッホ シュリーレンツァウアー 2012: モルゲンシュテルン コフラー シュリーレンツァウアー コッホ 2016: ファンネメル フォルファン タンデ ガングネス 2018: ヨハンソン スティエルネン フォルファン タンデ 2020: タンデ フォルファン ヨハンソン グラネル 2022: D.プレヴツ P.プレヴツ ザイツ ラニシェク 2024: コス（英語版） D.プレヴツ P.プレヴツ ザイツ