SiLA1.x-共通コマンド辞書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 03:10 UTC 版)
「ラボオートメーションにおける標準化」の記事における「SiLA1.x-共通コマンド辞書」の解説
同じ機能のデバイスをグループ化することにより、デバイスクラスを作成できる。 SiLA共通コマンドセットは、これらのデバイスクラスのコマンドを定義する。 SiLAは、コマンド名、パラメーターの数とその名前、および戻りデータを定義する。コマンドとパラメーターはコマンドWebサービスのWSDLドキュメントタグに記述されているため、プロセス管理ソフトウェア(PMS)は、各デバイスで使用可能なコマンドのリストを自動的に生成できる。 SiLAは、約30のデバイスクラスと約100のコマンドを含むコマンドライブラリを定義している。コマンドは、ステートマシンで遷移を行うために必要な必須コマンドから、特定のデバイスクラスに必要なコマンドまで、デバイスクラス内のすべてのデバイスが機能を提供するとは限らないオプションのコマンドにまで及ぶ。さらに、サプライヤ固有のデバイスコマンドとパラメータの実装に関するガイドラインが提供されている。一部のコマンドは、ほぼすべてのデバイスクラスに適用できる。たとえば、コマンドSetParameter、GetParameter、ExecuteMethodが広く使用されている。また、PrepareForOutputとPrepareForInputは、トランスポートメカニズムがラボウェアアイテムをデバイス間で転送できるようにするため、一般的である。必須コマンドには、リセット、初期化、中止、一時停止などの操作が含まれる。さらに、専用のデバイスをロックすることもできる。
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