短絡インダクタンス
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 06:51 UTC 版)
短絡インダクタンス(たんらくインダクタンス、英: Short-circuit inductance)は、変圧器(トランス)の一次巻線あるいは二次巻線の一方を短絡して他方から測った場合のインダクタンスである。一般に変圧器の漏れインダクタンスと呼ばれることが多い。しかし、漏れインダクタンスという用語は電気学会および書籍関係においては、一次巻線あるいは二次巻線の一方の巻線と鎖交し、他方の巻線と鎖交しない磁束(漏れ磁束)によって生じるインダクタンスであるとされており、短絡インダクタンスを慣用的に漏れインダクタンスと呼ぶことで混乱を生じている。
注釈
出典
- ^ Prof. Dr.-Ing. Dieter Gerling, Vorlesung Elektrische Maschinen und Antriebe, Universität München, pp. 169
- ^ Kurzschluß-Induktivität Leistungselektronische Schaltungen: Funktion, Auslegung und Anwendung 著者: Dierk Schröder.
- ^ Kaveh Niayesh; Magne Runde (2017), Power Switching Components: Theory, Applications and Future Trends, Springer International Publishing AG., pp. 102, ISBN 9783319514598
- ^ JIS C 5602:1986 電子機器用受動部品用語 PP.34 4305
- 1 短絡インダクタンスとは
- 2 短絡インダクタンスの概要
- 3 電気学会による定義
- 4 脚注
短絡インダクタンスと同じ種類の言葉
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