Satisfaction approval voting (SAV)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 04:22 UTC 版)
「認定投票」の記事における「Satisfaction approval voting (SAV)」の解説
2010年にSteven BramsとMarc Kilgourによって提案された方法である。これはPAVとは異なる方法で「満足度」を定義する。各投票者が是認した候補者が1人当選することで得られる満足度は1/n(nは投票者が是認した候補者の人数)と等しくなると考える。これによりPAVよりも当選の決定が簡略化される。 SAVの例を次に示す。候補者はA,B,C,Dの4人でこのうち2人が当選するとする。 是認する候補の集合ABACBCD投票数10 8 7 6 4 本項にあるPAVを応用した表にすると、それぞれ次のようになる。 当選者ABACADBCBDCD満足度AとBを是認した投票者10 5 5 5 5 0 AとCを是認した投票者4 8 4 4 0 4 Bのみを是認した投票者7 0 0 7 7 0 Cのみを是認した投票者0 6 0 6 0 6 Dのみを是認した投票者0 0 4 0 4 4 満足度の総和21 19 13 22 16 14 よってBとCが当選となる。 また「満足度」の相加について、このような表にすることもできる。 ABCDAとBを是認した投票者5 5 0 0 AとCを是認した投票者4 0 4 0 Bのみを是認した投票者0 7 0 0 Cのみを是認した投票者0 0 6 0 Dのみを是認した投票者0 0 0 4 全得票の合計9 12 10 4
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