satiとsmṛti
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 04:18 UTC 版)
「マインドフルネス」の記事における「satiとsmṛti」の解説
mindfulnessと英訳された仏教用語は、パーリ語のsati(サティ)および、サンスクリットにおいてsatiに相当するsmṛtiに起源がある。Robert Sharfによれば、これらの語の意味は、広範囲に渡る討論や議論のテーマとなっている。元来、smṛtiは、to remember(思い出す、記憶している)、to recollect(思い出す、回想する)、to bear in mind(心に留めておく)を意味した。satiもto rememberを意味する。大念処経(訳者注: または念処経)においてsatiは、仏教の法を思い出すこと/覚えていることを意味し、それによって修行者は諸現象の本質を見ることができる。「サティが生じることは、四念処、五根、五力、七覚支、八正道などの健全な諸法を心に呼び起こす」と説明している『ミリンダ王の問い』をSharfは参照している。
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