Salo (food)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Salo (food)の意味・解説 

サーロ

(Salo (food) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/16 14:44 UTC 版)

胡椒かけのサーロ
サーロでできたスマーレツィ(ウクライナのラード

サーロウクライナ語: сало / salo)は、ウクライナ料理で供される、脂身塩漬けである。「白豚脂」と意訳される。食用油脂のラードと異なり、未精製で食される。ボルシチヴァレーヌィクと並んで、ウクライナの代表的な伝統料理である。

語義

サーロとは体内脂肪のことである。

サーロという単語はスラブ[要説明]のSADLOに由来している。その語幹「SAD」はSADIT`SYA(座る、つく)のと同じで、つまり、SADLOというのは「肉に付いているもの」という意味になる。時代が流れ、Dが抜けてSALOになった。スロバキア語では今でもSADLOという。

ベラルーシロシアでは「サーラ」。ポーランドでは「スウォニーナ」、南スラヴ諸国では「スラニーナ」と呼ばれている。

栄養価

ビタミンA/E/D不飽和脂肪酸が豊富で、770–870kcal/100gの熱量をもつ。

歴史

脂肪源として古来[いつ?]より重視された。農家や、戦争に出かけるウクライナ・コサックはいつもサーロを保存食として持参していたという。

18世紀初めのヘーチマン国家における忠心隊の1日分の糧食にはサーロの割合が30.8 %を占めており、ウクライナの食文化におけるサーロの重要度を物語っている。それに対し、同時代のポーランド兵士の1日分の糧食には、サーロは0.6%、は0.005%だけであり、ロシア兵士の場合はサーロがなく、1日分の糧食の13.21%が肉で占められた[1]ウクライナ人のサーロへのこだわりは、東欧諸国においてしばしば笑いのネタにされており、ウクライナ人を「サーロ食い」と呼ぶこともある。

ウクライナ人の食生活では、以前[いつ?]はサーロはパンとならぶ主食の1つであったが、生活様式の変化と、現代の人々の間に広まった低カロリー志向から、前菜的な役割のみ担うようになった。

東欧のサーロ

なお、東欧の伝統医学におけるサーロは、捻挫切り傷の際に痛み止めとして有効と考えられていた。

現在、サーロはウクライナ料理の他に東欧諸国の料理にも用いられている。

サーロは、生、塩漬け、スモーク、茹でて、煮込んで、焼いて、食べる。そのまま食べる場合は、スライスして、黒パンウォッカ、塩、生ニンニク、生タマネギ、生ネギ、胡椒、辛子などと共に食される。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Олексій Сокирко. Лицарі другого сорту. Наймане військо Лівобережної Гетьманщини 1669 – 1726 рр. (オレクシイ・ソクィルコ『第二級の騎士たち。1669年–1726年の左岸ウクライナにおける傭兵』), Київ: Темпора, 2006.-c.196-197 (ウクライナ語)

参考文献

  • (ウクライナ語) Українські страви. К., 1961.
  • (ウクライナ語) Абельмас Н.В. Українська кухня: Улюблені страви на святковому столі. K., 2007.
  • (英語) Best of Ukrainian Cuisine (Hippocrene International Cookbook Series). 1998.

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Salo (food)」の関連用語

1
アロス・カルド 百科事典
4% |||||

Salo (food)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Salo (food)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサーロ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS