SOEの結成
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1940年6月13日、新首相ウィンストン・チャーチルの指示を受けたランカスター公国宰相(英語版)モーリス・ハンキー(英語版)は、セクションDとMI Rの活動の範囲に関する調整を行った。7月1日、秘密組織の統合に関する閣僚級会議が開かれる。7月16日、戦時経済相(英語版)(Minister of Economic Warfare)のヒュー・ダルトン(英語版)が統合後の新たな組織の政治的責任者に就任し、SOEは7月22日付で正式に発足した。この際、ダルトンはアイルランド独立戦争中のアイルランド共和軍(IRA)を新組織のモデルとして用いたという。またチャーチルはこの組織に「ヨーロッパを燃え上がらせろ」(set Europe ablaze)と命じたという。統合後、グランドとホランドは通常の任務に復帰し、キャンベル・スチュアートは組織を離れた。 MI Rの部局のうち、不正規戦向け装備の開発を担っていたMI R(C)はSOEに統合されず、MD1(英語版)と改称され独立した組織として存続した。MD1は「チャーチルの玩具屋」(Churchill's Toyshop)と通称された。
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