SDR SDRAM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 23:49 UTC 版)
元々は単にSDRAMと呼ばれていた SDR(シングルデータレート)SDRAMは、クロックサイクル当たり1つのコマンドを受けつけるか、1ワードのデータを転送できる。典型的なクロック周波数は100MHzと133MHzである。様々なデータバス幅のチップがあるが(4ビット、8ビット、16ビットなど)、一般に168ピンのDIMMの形でモジュール化され、64ビット(ECCなし)または72ビット(ECC)を一度に読み書きできる。 データバスの使い方は複雑で、そのため複雑なDRAM制御回路を必要とする。例えば、書き込みの際にはライトコマンドと同じサイクルで書き込むべきデータを提示しなければならないが、読み出し操作ではリードコマンドの2または3サイクル後にデータが出力される。そのため、DRAMコントローラはリードとライトが同時にデータバスを必要としないように調整しなければならない。 典型的な SDR SDRAM のクロックレートは 66MHz、100MHz、133MHz である(それぞれ、15ns、10ns、7.5ns)。
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