Rijndael と Serpent
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/17 16:18 UTC 版)
「Serpent (暗号)」の記事における「Rijndael と Serpent」の解説
Rijndaelはラウンド数が10、12、14のSPN構造で、鍵長とブロック長は128ビット、192ビット、256ビットである(それぞれ独立して指定可能)。Serpentは32ラウンドのSPN構造で、最適化した実装を単純化するために最初と最後に並べ替えを行う。Rijndaelのラウンド関数は、非線形層、線形混合層、鍵混合XOR層という3つの部分で構成されている。Setpentのラウンド関数は、鍵混合XOR、4×4のSボックスを32回並行に動作させる部分、線形変換から成るが、最終ラウンドでは線形変換の代わりにもう1回鍵混合XORを行う。Rijndaelの非線形層は8×8のSボックスを1つ使うが、Serpentでは8個の異なる4×4のSボックスを使う。Serpentは32ラウンドも実施することでRijndaelよりもセキュリティマージンが高い。しかし、10ラウンドのRijndaelは、高速で実装も容易である。そのため、RijndaelがAESに選ばれた。
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