RealPlayer 10.5、11
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 14:53 UTC 版)
「バッドウェア」の記事における「RealPlayer 10.5、11」の解説
2008年1月、StopBadware.org はリアルネットワークスが提供する著名なメディア再生ソフトであるRealPlayerの10.5 と 11 の二つをバッドウェアとして指定した。なお RealPlayer 10.5 と 11 がバッドウェアとして指定された理由はそれぞれ別のものであり、両者ともインストール時の使用許諾書の記述に問題があることを理由としている。 RealPlayer 10.5 がバッドウェアに指定された理由は、このソフトウェアはインストール時に「メッセージセンター」と呼ばれる機能をインストールするが、この機能がポップアップ広告を表示することを問題点として挙げている。StopBadware.org はこのメッセージセンター自身をインストールする旨は使用許諾書に明記されているが、この機能が広告を表示することが書かれていないことをバッドウェアと指定した理由としている。 リアルネットワークスの副社長であるジェフ・チェセンは、この機能が「うっとうしい」事は認めているがユーザ側で簡単に無効化することができるため問題にはならないと反論している。また、RealPlayer 10.5以降の製品でこの機能はデフォルトでは無効になっていることも指摘している。 もう一つの RealPlayer 11 がバッドウェアとして指定された理由は、このソフトウェアがインストール時に「Rhapsody Player Engine」というソフトウェアを導入し、さらにアンインストール時にこのソフトウェアが削除されていないことを問題点として挙げ、StopBadware.org はこのソフトがアンインストール時に削除されないことを使用許諾書に明記すべきだとしている。 これに対し、ジェフ・チェセンはこれはアンインストール時のバグであり、本来は削除されるべきものが残ってしまっていると主張している。またこのバグによりユーザが被害を受ける可能性は無いと反論し、次のバージョンでは修正するとしている。 2009年4月、StopBadware.org は新バージョンがこれらの問題を解決しているとして、RealPlayerのバットウェア認定を解除した。
※この「RealPlayer 10.5、11」の解説は、「バッドウェア」の解説の一部です。
「RealPlayer 10.5、11」を含む「バッドウェア」の記事については、「バッドウェア」の概要を参照ください。
- RealPlayer 10.5、11のページへのリンク