Randia nipponensis Makino
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 17:05 UTC 版)
「ミサオノキ」の記事における「Randia nipponensis Makino」の解説
先述の経緯の通り日本産のミサオノキを指して牧野富太郎が1944年に新たに新種として発表したもので、『牧野日本植物図鑑』の改訂版(1949年)を出した際に牧野自身の手により Aidia nipponensis に組み替えられた。ただ大井次三郎による Flora of Japan(改訂版)p. 825 では Randia cochinchinensis のシノニム扱いとされ、一旦 Tirvengadum & Sastre (1986:271) による独立種扱いを挟んだ後は Ridsdale (1996:145) により Aidia henryi のシノニム扱いとされ、以後はキュー植物園系データベースでも同じ扱いが続いている。 標本について、牧野は高知県宇佐港の向かい側の竜(りゅう)や同県越知の横倉山麓の林で採取し、さらに地元の植物学者・菌類学者である吉永虎馬(とらま)や山脇哲臣(てっしん)も牧野がミサオノキを研究するにあたって「親シク其好材料ヲ惠マレタ」とされており、産地欄に牧野と共にそれぞれの名が見られる。
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