QSO_J0005-0006とは? わかりやすく解説

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QSO J0005-0006

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/11/20 02:56 UTC 版)

QSO J0005-0006
視等級 (V) 25.36
分類 QSO
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 00h 05m 52.35s
赤緯 (Dec, δ) -00° 06′ 55.7″
赤方偏移 5.850 ± 0.003
見かけの後退速度 287281 ± 11 km/s
実際の後退速度 592131 +97
−96
km/s
見かけの距離 127.50 +0
−0.01
光年
実際の距離 273.85 +0.04
−0.05
億光年
絶対等級 (MV) -19.26
物理的性質
色指数 (B-V) 1.01
色指数 (V-J) 5.49
色指数 (V-H) 6.68
色指数 (J-H) 1.19
u (AB) 24.14 ± 1.14
g (AB) 26.11 ± 0.49
r (AB) 24.72 ± 0.87
i (AB) 23.40
z (AB) 20.54
別名称
別名称
J0005-0006,
SDSS J000552.35-000655.6,
SDSS J000552.34-000655.8
■Project ■Template

QSO J0005-0006とは、地球から約273億8500万光年離れた位置にあるクエーサーである。

QSO J0005-0006は、宇宙誕生から10億年以内の宇宙にある古い天体である。QSO J0005-0006は、チリの雲を持っていないという特徴がある。通常のクエーサーは、チリとガスで構成された降着円盤を持っているが、クエーサーが誕生したばかりの状態では、恒星が十分に成長していないため、クエーサーの降着円盤にチリは存在せず、また宇宙空間にもないという予測があった。即ち、チリに邪魔されることなく中心部の超大質量ブラックホールが裸の状態で存在することになる。2006年になって、QSO J0005-0006とQSO J0303-0019の2つのクエーサーがこの種の天体ではないかという観測結果があり、2010年になってスピッツァー宇宙望遠鏡赤外線観測によって実際にそのような曇りの無いクエーサーであることがわかった。このような例としては初めての発見である。

関連項目

  • QSO J0303-0019

出典

座標: 00h 05m 52.35s, -00º 06' 55.7''




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