ニイニイゼミ
ニイニイゼミ |
Platypleura kaempferi(Fabricius) |
☆三郷・流山・水元で観察できる |
人里に多く、古くから親しまれているが、近年関東の首都圏近郊では急激に減少している、と言われる。この理由はハッキリしていないが、地中の湿度が下がって乾燥気味になったことが原因ではないか、と言う説もある。
羽化はあまり分散しないで行うため、発生木には集中して脱皮殻がついていることがある。幼虫には短毛が多く生えているため、体表に土がこびりついており、他の普通種との識別は容易。
チィーーーーと連続的に鳴き、尻上がりに高音を出し、その後また鳴き出しの時の高さに引き下げる、という緩やかな音程の変化を繰り返す。集団で鳴く中に立っていると、キーンという耳鳴りを感じることがある。
南方の島々には近似種が多いが、本土では識別にこまる種はいない。
ニイニイゼミにつく幻のセミヤドリガがいると聞くが、再発見された話は聞いていない。
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