ピッツバーグ

アイビー図鑑

ピッツバーグ(Pittsburgh)

ヘリックス種(Helix) アメリカを代表するアイビーがこのピッツバーグとカリフォルニアである。 葉と葉の間隔が狭いことを short-jointed という。ピッツバーグはこのタイプで枝分かれが多く成長が速い。 ピッツバーグの最大の特徴は変化しやすいことである。 現存するアイビーの中では最も多くの変異種を産みだしてきている。 それと同時に幾つもの違った名前でも売られてきた。 アメリカやイギリスでは品種の分類に大ざっぱな面がある。ピッツバーグの類似種と呼ばれるものはたくさんありいずれも少しずつ違いがあるが一括してひとまとめにされている。 主な変異種にはランブラー、クリサーナ、トロール、グリーン・リップルなどがある。 これらの変異種から更に次の変異が生まれている。 ピッツバーグの一族はカリフォルニアやイヴァレイスのグループと違い一見何のつながりもなさそうに見えるアイビーがたくさんある。 これは変化の幅が広いことを示している。 ピッツバーグは塀に這わせるグラウンド・カバーとして使われ同時に鉢植えでも吊鉢でも使われている。 国内ではシャムロックと共に一番多く生産され流通している品種である。どこででも手に入るのでトピアリーにも使われる。 （ピッツバーグ・バリエガータ参照）